あらすじ錯綜したそれぞれの思いに翻弄される逃亡者たちと、逸脱した殺意に酔い狂う刺客軍団。血生臭い決壊の予感が、その夜の静けさに漲り、さらなる混沌へと全員を導く銃声が、今、響く……のか?圧倒的に過剰な個性で、各ジャンルの才能から熱い注目を集める現代漫画界最強の奇才が、暴走する筆力ですべてを青に染める、比類無きピカレスク・ロマン!!
漫画家と編集者が沖縄を舞台にヤクザと殺しを繰り広げる話…なのだが、途中でこれ漫画家と編集者の設定いる?と感じ始めた頃にどんどん「フィクションである漫画とノンフィクションである人生」や「物語の幕引き」みたいな話になっていき、漫画家が自分の人生にオチを付けに行くメタ的な話になっていくのが凄まじい。 全編通してドライブ感があって先が読めない展開が続くが、線子とかいう最強ババア殺し屋の存在が強烈。殺し屋史に残る殺し屋なのでは。