あらすじ真空飛びひざ蹴りに続く新必殺技を編み出した沢村忠。その技が生まれる時、彼にインスピレーションを与えたのは、少年時代のトンボ取りの記憶だった。ずば抜けた才能を発揮しさらに飛躍する沢村。しかしある日、自分の車を少年に傷付けられてしまう。少年はなぜ悪戯をしたのか。有名人となった事の光と影をも描く。また、キックの本場タイでは、打倒沢村を目指す刺客達がいた。沢村に勝てば全てが手に入る。名声も富も! 最終章となる第三巻!
あの圧倒的な強さを誇った、キックボクシング創成期の立役者「キックの鬼」こと沢村忠を主人公にした梶原一騎原作の漫画です。漫画の中で沢村が放つ「真空飛び膝蹴り」を見たくて、TVのキックボクシング中継に毎週チャンネルを合わせたのですが、滞空時間が長いその必殺技を見る事なくブームが去ってしまったのが残念な思い出でとなりました。しかし、沢村のキックに対する情熱がヒシヒシと伝わってくる作品でした。実力を伴ったスーパーヒーロー沢村忠が躍動するこの作品が大好きです。