昭和を代表する巨匠・貝塚ひろし先生が描くゼロ戦ストーリー、完結編。太平洋戦争末期、土浦の海軍飛行予科練習生だった南将一たちは、南方作戦ののち、鹿児島の鹿屋基地に着任した。そこには、将一の兄で「ラバウルの撃墜王」と呼ばれる南将太郎中尉が隊長を務めており、日本に襲い掛かる米軍機を撃滅しようと画策していた。だが、敵は最新鋭の戦闘機・ムスタングP-51を完成させていた。旧式のゼロ戦との戦力差は著しい。この局面に南兄弟の取った行動は…!? ゼロ戦を巡るストーリー、いよいよ完結! (初出:1968年「少年キング」連載)