大切な幼馴染・シキを祭りの贄にされ喪った少年・ヤマト。告げられなかった恋心は強迫にも似た激情に変貌し、青年になったヤマトに男子禁制の宮中入りを果たさせる。「…本当にシキが、卑弥呼なんだな」国を統べる王にするため人ならざる力を受け継ぎ、シキは生かされていたのだった。今度こそ、そばでお前を守りぬく。そうしてヤマトは想いを殺し、従者として添い遂げることを誓うが――…? 前代未聞のヒストリカル・ボーイズラブ…!! ◆収録内容◆「秘め婿」1~6話/設定資料6P/単行本収録描き下ろし1P/特典(おまけ漫画1P)※紙コミックスの応援書店にて配布されている特典と同様のものが収録されています。
この漫画に出会ったおかげで自分が「卑弥呼=女」という固定観念に囚われていたことに気づき反省しました。織田信長なんて死ぬほど女にされてるんですから、卑弥呼が男だって別にいいわけですよね…! ・とにかく絵が美麗 ・当時の文化をきちんと調べたうえで現代的な要素を入れてアレンジしてる ところがすごくよかったです! そして丁寧に描かれるエキゾチックな縄文の衣装とかタトゥーがうっとりしてしまうほど素敵なんですよね。とくにシキのビジュアルが美ッッッッッって感じです。たまらん…。 https://twitter.com/tora_ikebukuro/status/1438367647289131008?s=20 BL面については、シキもヤマトもとってもかっこいいのですが、残念ながら自分の性癖じゃなかったのでそこまで刺さらなかったです。(1巻完結だから2人の関係性の掘り下げが物足りなく感じたのも理由かも知れません) だからむしろ逆に「BL抜きにしても縄文ファンタジーとして最高級に美しくて見応えがある」すごい作品でした。 (▼本編より。2021年最高のフラグかもしれない)