あらすじ

「おまえ、俺から逃げようとしているだろう?」バヤディカ王サファドの幼馴染みで一番の側近でもあるルカイアは、同時にサファドと夜をともに過ごす恋人でもあった。けれど自信と魅力に溢れたサファドは浮気癖が直らない。どれほどサファドを愛しく思っても自分だけの恋人にはなってくれない、そんな状況にルカイアは自分が本当に愛されているのか信じられなくなっていく。このままでは苦しすぎる、いっそ離れてしまったほうがいいのでは…… 悩んだルカイアは母方の祖父を訪ねるため国を離れるのだが!?
恋愛は貴族のたしなみ ~貴族シリーズ1~

パーティーで久我伯爵家の御曹子・馨はかつて秘かに惹かれていた守脇侯爵家の威彦と再会する。経済的に苦しい久我伯爵家は稲美財閥から融資を受け、そして稲美家の恭弘と威彦は昔からのライバルだった。威彦の挑発にのった馨は巧妙な罠に落ち…優雅で残酷、貴族達の恋愛遊戯!

香港貴族に愛されて

裏切ったわけではなく、期限付きの恋愛だったのだ―世界の美術品、建築などを見る旅の経由地として香港を訪れた真己だったが、そこで、イギリスに留学していた学生時代の恋人、アレックスと思いがけない再会を果たした。あの頃、真己にとってはアレックスがすべてだった。しかし、アレックスにとって自分がただの遊び相手だと知ったとき、真己は何も言わずアレックスの前から姿を消したのだ。あれから数年、以前よりいっそう魅力を増したアレックスの姿に真己の心は揺れた。

華は貴族に手折られる

由緒ある高塔伯爵家に生まれた葵は、自分が伯爵家の人間であることを誇りに思って生きてきた。伯爵家が財産を騙しとられるまでは…。借金を肩代わりしてもらうため、速見桐梧を訪ねた夜に「おまえの主人は俺だ」桐梧はそう言い放ち、葵を遊女扱いし体を開かせる…。

貴族と囚われの御曹司

生まれながら祖父に疎まれ、豪華な檻に囚われている忍。退屈を持て余したイギリス貴族の末裔・ウィリアム。惹かれあいながらも、離れざるをえなかった忍のため、貴族のプライドをかけて、ウィリアムは大胆な賭けにでた!?

愛される貴族の花嫁 ~貴族シリーズ5~

双子の妹、桃子の死が確認された日、一葉は妹の婚約者である滋野井伯爵家の跡継ぎ・奏から身代わり結婚を申し込まれた。「僕は男です」そう断れない一葉は家の為、桃子として嫁ぐ。男でありながら女として扱われる日々に一葉は自分の気持ちを次第に見失って…!?

貴族と熱砂の皇子

中東の王国カッシナで美貌ゆえに盗賊に拉致された竹雪は『砂漠の鷹』と呼ばれるザイードの手により再び攫われてしまう。ザイードはカッシナへ向かう飛行機の中からずっと竹雪をみつめ続けていたのだ!! なんとか男から逃れようとする竹雪。めくるめく砂漠のロマンス!

桔梗庵の花盗人と貴族

芦名子爵家の嗣子・胤人と資産家の息子である千葉重貴は、最初から互いに反感を抱いていた。だが、友人の悪戯により胤人がそうとは知らぬままいかがわしい店に入った日、背徳と官能に縛られたふたりの新たな関係が始まる。辱めを受けながらも胤人は快楽を求め…

貴族と熱砂の薔薇

アシフのことをライバル視していたバヤディカ王国の王であるサファドは、高級リゾート地で恋人である竹雪を愛しんでいるアシフの姿にアシフの弱みを知り、ある肝計を企てた。なにも知らない竹雪は、渋るアシフを説得しサファドの国への招待を受けるのだが…

高潔な貴族は愛を得る

クレイトン公爵家の若き美貌の当主ヴィクターは、王宮のパーティーで薫り立つ色香を持つ繊細な美青年レイモンドと出逢う。おとなしそうな青年… けれど、レイモンドこそが、クレイトン家の仕事を次々と窮地に陥れている敵だと、ヴィクターは本能で感じ取っていた。一方、レイモンドはヴィクターこそが両親の仇であるクレイトン家当主と知り、復讐の機会を狙っていた。心はヴィクターに惹かれる、だが、殺さなくてはならない… 裏切りと謀略。そして淫らな罰とは!?

貴族は華に秘恋を捧ぐ

おまえの屈辱に喘ぐ姿が見たい…… 平民出身でありながら誇り高く美しい千坂暁彦は、かつて多くの学生たちの憧れ、高嶺の花のような存在であった。葉室侯爵家の子息・貴諠もまた、彼を意識していた下級生のひとりだった。しかし、千坂家の没落で暁彦が葉室家で書生として暮らすことになり、ふたりの関係は大きく変わった。美しいからこそ穢したい。暁彦を乱れさせたい。そんな昏い欲望にとりつかれた貴諠は、暁彦を強引に組み敷くのだが…!?

貴族は王の褥で愛を知る

「おまえ、俺から逃げようとしているだろう?」バヤディカ王サファドの幼馴染みで一番の側近でもあるルカイアは、同時にサファドと夜をともに過ごす恋人でもあった。けれど自信と魅力に溢れたサファドは浮気癖が直らない。どれほどサファドを愛しく思っても自分だけの恋人にはなってくれない、そんな状況にルカイアは自分が本当に愛されているのか信じられなくなっていく。このままでは苦しすぎる、いっそ離れてしまったほうがいいのでは…… 悩んだルカイアは母方の祖父を訪ねるため国を離れるのだが!?

花嫁は貴族の愛に奪われる

…きみは私と結婚し、私の妻になるのだ。 倉光子爵の庶子として生まれた伊深彩人は、避暑に訪れていた別荘の窓越しにひとりの美しい男と出逢った。言葉もなく、窓越しにみつめあったふたり。それが、運命を狂わせることになるなど、そのときの彩人には知る由もなく…… 夏も終わったある日、彩人は父である倉光子爵の命令により、興津伯爵家の次男・孝雅の婚約者のふりをすることになる。男の身である自分をなぜ孝雅は婚約者として扱うのか? 疑問に思いつつも、ひとときのことと覚悟した彩人だが、真意のわからない孝雅に惹かれながらも翻弄されて……