あらすじ

大きくなったら東へお行き。そして金糸雀を探すんだ。大手予備校の制作部に勤める吉野千晴には、毎朝の楽しみがある。商店街の外れに佇む時計屋──その主人である碧の目をした外国人をひっそり眺めることだ。千晴は以前、窮地を彼に助けられた時から恋におちていた。見ているだけで幸せ。けれどもし、あの人の傍にいられたら……そう思っていた千晴だが、ある日、彼にはすでに決まった人がいると知りショックを受ける。さらに、敵意も露わに「気持ち悪い」と言い放たれてしまい!?
何も言えない僕と懐中時計と恋の魔法 【イラスト付】

大きくなったら東へお行き。そして金糸雀を探すんだ。大手予備校の制作部に勤める吉野千晴には、毎朝の楽しみがある。商店街の外れに佇む時計屋──その主人である碧の目をした外国人をひっそり眺めることだ。千晴は以前、窮地を彼に助けられた時から恋におちていた。見ているだけで幸せ。けれどもし、あの人の傍にいられたら……そう思っていた千晴だが、ある日、彼にはすでに決まった人がいると知りショックを受ける。さらに、敵意も露わに「気持ち悪い」と言い放たれてしまい!?