圧倒的な筆力をたずさえた、新鋭・ユノイチカのデビューコミックス! 「ずっと貴方のそばにいます」「…残酷なガキだ」黒い海からくる化け物と闘うたび、命が蝕まれてゆく戦巫子のエルヴァ。それを知った少年アルトは憤り、エルヴァが救われる術を探しながら、そばにいることを誓う。そうして8年――。アルトは精悍な青年へと成長した。ともに過ごす日々で降りつもった恋心を、そっと胸にしまったまま…。一方、数年の命と思われたエルヴァは、何故かアルトと過ごすうちに回復の兆しをみせていて…? 健気に恋する忠犬ワンコと、無愛想な愛し下手が紡ぐファンタジー・救済ロマンス、第1巻。◆収録内容◆「夜明けの唄」1~4話/電子限定描き下ろし(おまけ漫画1P)
海に落ちたアルトは、流れ着いた先で西の覡(かんなぎ)マニエリに介抱されていた。一方、不安に苛まれながらも、南の海を離れられないエルヴァは唯一、化け物が現れない新月の夜を待って、アルトを探しに走った。なんとか再会を果たすと、張り詰めていたものが切れたエルヴァは涙を見せる…。そんなエルヴァに、あふれでる愛しさを抑えられなくなってしまったアルトは――。「俺の気持ちは 伝えちゃいけないんだろうか」「愛だの恋だの…必要ない」離れたぶんだけ、想う気持ちが深くなる。一途なワンコ従者と無愛想クール主人、急接近の第2巻。◆収録内容◆「夜明けの唄」5~9話/単行本収録描き下ろし4P/電子限定描き下ろし(おまけ漫画1P)
「愛されてることを わかってほしい」「俺は充分なんだ お前がやさしいから」想い合う関係となった二人が迎える初めての新月の夜。エルヴァはアルトに抱きしめられながらゆっくりと、心につかえていた苦しい感情を吐きだす。互いの愛おしい気持ちは成長してゆくばかりで、触れたいと願った二人はついに――…? 一方、アルトはレティの隠れ小屋で思いもかけない秘密を目にしてしまう。果たしてそれは、彼らに希望をもたらすのか? スパダリ年下ワンコ×クーデレ戦巫子、二人の恋路と島の謎にW衝撃展開の第3巻―――! 早くもシリーズ35万部のファンタジー・ロマンス! ちるちるBLアワード2022 BESTコミック部門 第1位ランクイン! ◆収録内容◆「夜明けの唄」10~14話/単行本収録描き下ろし4P/特典(おまけ漫画1P)※「特典(おまけ漫画1P)」は紙コミックスの応援書店にて配布されているものと同様のものが収録されています。
珠玉のボーイズ・ロマンス巨編 累計85万部突破! 「黒海だと言われたら俺は斬るしかできない…」黒海に乗っ取られた領主の妻・ニナから衝撃の出自を知らされたアルト。エルヴァへの愛情に偽りはないと自らに言い聞かせるものの、真実を告げることは出来ずにいた。ときを同じくして、島で貴族を狙った襲撃事件が発生。警護に呼び出されたエルヴァがそこで目にしたのは、8年前に死んだはずの覡であり、兄のように慕っていたミカイルの面影であった――。忌まわしき過去が突きつけられる、怒りと追憶の第5巻<描き下ろし漫画12Pも収録!>◆収録内容◆「夜明けの唄」20~24話/単行本収録描き下ろし12P/特典(おまけ漫画1P)※「特典(おまけ漫画1P)」は紙コミックスの応援書店にて配布されているものと同様のものが収録されています。
尊い。 腐ってない人もきっとそう思えるはず。 どこかシルクロードの田舎っぽさとアジアンな雰囲気の衣服などがミックスされた世界観に、穢れを払う役割を担った人身御供とも言えそうな習慣、「海がヤバい」ことで北欧バイキング的共通要素みたいなものも感じられる世界。 統一感というか、ギュギュッと詰まってみえるので、設定軸もしっかり作られてそうである。 最初は1冊で終わるものかと思って読み始めただけに、まさかの長編でよだれが。ありがたい。 人物描写の良さとか余白の使い方とか、細かい布地の生地感とか装飾とか、シンプルでもありつつしっかり存在感が出ていて良い。 構図も上手なんだと思う、集中して読みやすい展開。 そして何より物語が良い。好き。