あらすじ降龍殿での事件から数日後。精神的ショックによって声を失った薔は、学園内の病院に入院していた。一方、教団本部にいる常盤は、冷遇されている元陰神子・紫苑に同情を寄せる。優しい常盤へ叶わぬ恋心を抱いてしまった紫苑は、託宣を得る儀式に耐えられないほど苦しんでゆく――。罪の意識に囚われた常盤を、さらに杏樹の言葉が追い詰める! 窮地に陥った愛する常盤を自らの手で救うため、薔は危険を冒して学園脱出を図るが!?