あらすじ

自分の愛する女性・百合子が、響と奏でたアンサンブル。その音に嫉妬を覚えた公平は、週刊誌にわざと自分と百合子の写真を撮らせ、注目を浴びようとする。一方、響が提出したオーディション申し込み用紙の推薦人欄に“道音走人”の名を見つけた小川聖司は、響に彼との関係を問いつめるが…!?
アレルヤ 1巻

ヴァイオリンの貴公子といわれ、いま最も注目を集める男・有馬公平。彼の凱旋公演がまもなく川崎のホールで始まろうとしていた。だが前夜、駅前でヴァイオリンを弾く男と出会った公平は、その音に大きな衝撃を受ける。そして偶然か必然か、その男・道音響は、その公演に招待されていて…!?

アレルヤ 2巻

自分の愛する女性・百合子が、響と奏でたアンサンブル。その音に嫉妬を覚えた公平は、週刊誌にわざと自分と百合子の写真を撮らせ、注目を浴びようとする。一方、響が提出したオーディション申し込み用紙の推薦人欄に“道音走人”の名を見つけた小川聖司は、響に彼との関係を問いつめるが…!?

アレルヤ(3)

いよいよオーディションを明日に控え、久々にアパートへ戻った響。入院中のアキの気配を部屋のいたるところで感じながら、本番に向けて気合を入れる。一方、アキは病院で静かに眠っていた。アキの母親は、医者の態度から娘の病状が芳しくないことを察して…

アレルヤ(4)

オーディションの優勝候補の筆頭・有馬は、美しい音色で聴衆を魅了するが、最終楽章で弦が1本切れてしまうというアクシデントに見舞われる。あまりに過酷すぎる試練に直面した有馬だったが、弦の足りないヴァイオリンで見事に演奏し、聴衆から喝采を浴びるのだった…

アレルヤ(5)

響との、絶望的なまでの才能の差を突きつけられた有馬は、響を自分の道から排除すべく策謀する。天才ピアニスト、ユーリ・シャラーヴィンから小川聖司に寄せられた依頼「“あの”ヴァイオリニストの行方」に目をつけた有馬は、自分を推薦してほしいと小川に土下座して懇願するのだが…