あらすじ新章“タブレットいじめ編”突入! いまや小中学校の全生徒に配布されている教育用タブレット端末。しかし学校現場の無理解と無策が、1人に1台行き渡った“文明の利器”を“いじめの凶器”に変えてしまったとしたら―― 教室という密室と、ネット空間という新たな密室。二重の密室を舞台にした複合的ないじめの実態はこれまで以上に陰湿かつ悪質なものとなっている。消されたチャット履歴、隠蔽にひた走る学校、孤立する被害者家族… 現代の暗がりと対峙するいじめ探偵・忌村は、その闇を晴らせるか――!!
いじめ、幸いにも自分は多分いじめにあった事がない(もしくは気づいてない)けど、もしかしたら加害者だった過去があったかもしれない。 そんな事を考えさせられる作品。 いじめの内容っていうのが実際にあったものっぽくて超リアルだし、めっちゃ陰湿で正直ひいてしまう。 それを読者の代わりにズバッと解決(といってもいじめの発生前に戻れるわけではない!)してくれるのが、このいじめ探偵。 熱くてヤケドしそうなぐらいの怒りと情熱と、それらを被害者のいじめられっ子を守るために冷静にジワジワと用意周到にちょっとずつ表に出してくる。 読んでいて「おお!」と心の声が出る。 熱い熱い作品。まだ始まったばかりだし、長く続いてほしい。 これを読んで世間のいじめられてる子達が少しでも勇気を持って誰かに助けを求められたら(それだけじゃ解決しないだろうけど)いいなと。