多様性・新しい考え方を描いた作品
希釈王』ものすごくよかったです・・・!
色んな人種がいるすこしふしぎな日本のお話。1話ではノームの母娘を取り巻く世界が描かれていました。
とにかく絵が可愛らしくて内容も相まって胸が締め付けられます。
「たかが店でモノ買うだけで、たかが道を渡るだけで、いちいち人に頭下げなアカンのが普通なん?」様々な人種が暮らす都市へやって来たノームの女性。けれど“多様性の街”とは名ばかりで、信号、道路、店、あらゆるものが優性な人種を基準に設計されていて……。SNSでは「はるさめごはん」「オイル富」の名で多くの読者に支持された俊英が、優しくも鋭い筆致で“現代”を描き出す。この世界に存在する差別や偏見を見つめたオムニバス・ストーリー、全280ページ渾身のデビュー連載作!