あらすじ砂漠の地・デゼルトの若き領主シアン。彼が様々な改革に取り組んだ甲斐あって、デゼルトはかつてのような緑と賑わいを取り戻しつつあった。ある日、シアンは父・ファーレに王都に呼び出される。久々に会う父は「王都を救うために力を貸してほしい」と頼んできて――!? これまでの謎が明かされる激動の最終巻! さらにここでしか読めない、シアンと新しい家族の後日談も収録!!
15歳の誕生日に女神の加護で謎の神具【コップ】を授かったシアン。 見下され、本家から追放され砂漠と化した僻地に追いやられてしまう。 お貴族様って領民のこと考えていない人が結構描かれていることが多いけど、シアンは師匠の助言もあり、思いやりのあるいい領主となる。 彼についてきた使用人たちは、人柄にひかれ忠義に厚く誰一人離れようとはしなかった。 読み進めると実はこのコップはとんでもない器だったことが明らかになっていく、思っていたよりすごい感じになってきててあっという間によんじゃいました。