あらすじ大貴族の家に生まれ、順風満帆な人生を約束されていたシアン=バードライ。成人の儀で水を出すことしかできない神具【コップ】を授かったことにより、役立たずの烙印を押され僻地の砂漠に領主として追放されてしまう。跡取り候補の座も美しい婚約者も失い、どん底に落ちたシアンだったが、苦しむ民の声を聞いて立ち上がる。領地復興のため、【コップ】を使って奮闘するシアン。ところがこの【コップ】にはとんでもない秘密があって――!?
15歳の誕生日に女神の加護で謎の神具【コップ】を授かったシアン。 見下され、本家から追放され砂漠と化した僻地に追いやられてしまう。 お貴族様って領民のこと考えていない人が結構描かれていることが多いけど、シアンは師匠の助言もあり、思いやりのあるいい領主となる。 彼についてきた使用人たちは、人柄にひかれ忠義に厚く誰一人離れようとはしなかった。 読み進めると実はこのコップはとんでもない器だったことが明らかになっていく、思っていたよりすごい感じになってきててあっという間によんじゃいました。