あらすじ

小田島を夜のデートに誘った矢野。その場所は幼い頃に家族で来ていたところで、思い出話をポツリと語りだす。あの頃は故郷を離れて遠い場所に行くなんて考えられなかったものの、今は小田島と会えてよかったと告げる矢野。一方、卒業したら矢野が自分から離れてしまうのではないかと不安に思っていた気持ちを、小田島は吐露する。「いなくなんないで……」と悲痛な思いをこぼす小田島に対して、矢野が出した答えとはーー。
ピットスポルム  1枝

男女共学名門校の男子寮。真面目で努力家の秀才ながら、万年学年2位の地味メン・矢野の同室は、学年トップの頭脳に加え容姿端麗のヤリチン小田島。異世界の生き物であり、天敵のような存在の小田島との共同生活は、矢野が予想もしなかったただれた展開で幕を開ける――。

ピットスポルム  2枝

天敵・小田島と×××なことをしてしまうという大事件の夜が開け、一生涯残る大失態にできることなら時を戻したいと願っていた矢野だが、小田島が自分が思っていたような人間ではないということを知り、二人は少しずつ打ち解けていく。そんな中、冗談で「矢野がしてくれるなら、女全部切ってもいい」という小田島の爆弾発言をきっかけに、矢野は開けてはいけない扉の前に立っている自分に気づいてしまう。

ピットスポルム  3枝1巻

みだらな夜を過ごして以来、小田島とのあらぬ妄想が頭を離れない矢野。妄想を振り払うべく頭をぶつけて負傷した矢野は、あれよあれよと先生不在の保健室で一緒に寝ることに。「俺のこと考えてた?」という小田島のふざけ半分の質問に、真っ赤になった矢野の顔がすべての答えを物語る。

ピットスポルム  3枝2巻

妹たちが学校まで来ていたことを知り、規則を破って迎えにく矢野。しかし、重度の方向音痴ゆえ道に迷ってしまう。途方にくれる矢野の前に現れたのは、小田島の母だった。少しづつ明らかになる小田島の過去に矢野は何を思うのか。

ピットスポルム  4枝

少しずつ歪んでいく小田島の想いに翻弄される矢野。女性関係もこれまで通りとはいかず、頭の中で矢野と比べたり、矢野に似た格好をさせて頭の中では矢野を抱いていたり。歪みきった貞操観念の根底にある、小田島の抱える“地獄”とは……。

ピットスポルム  5枝

時間は入寮当時に遡る。小田島の視点から見た矢野への感情は、矢野が考えてきたよりももっとずっと重く、深く、小田島自身理解も処理もしきれないほど強い執着を抱いていてーー。

ピットスポルム  6枝1巻

同室を解消しようという小田島の提案に動揺を隠せない矢野。その日以来、二人が話をすることもなく、学校で会っても目を合わすことなく通り過ぎるだけになってしまう。心配が募る矢野の気持ちを小田島が知ることはなく……。

ピットスポルム  6枝2巻

同室解消を言い渡された日から、小田島との関わりがなくなり、心配が募る矢野。以前ならそんな気持ちはなかったはずだが徐々に気持ちが変化しつつある。昼休憩の友人に相談していた矢野に聞こえたのは悲鳴と何かが激しく割れる音だった。音の元凶のある食堂に行くと血に濡れた小田島がいてーー?

ピットスポルム 7枝1巻

自分のために人に手をあげた小田島に対して、様々な気持ちが渦巻き混乱する矢野。気づけは放課後まで食堂の片隅で一人考え込んでいた。一人で考えていても何も変わらず、本人と直接話そうと学校内を探していると、うろたえた様子の小田島の母に遭遇し、小田島が自分のことを特別に思っているという確信する言葉を投げかけられ混乱した矢野。二人の行き違いになった気持ちの終着点はどこにーー。

ピットスポルム 7枝2巻

自分のために人に手をあげた小田島に対して、様々な気持ちが渦巻き混乱する矢野。気づけは放課後まで食堂の片隅で一人考え込んでいた。一人で考えていても何も変わらず、本人と直接話そうと学校内を探していると、うろたえた様子の小田島の母に遭遇し、小田島が自分のことを特別に思っているという確信する言葉を投げかけられ混乱した矢野。二人の行き違いになった気持ちの終着点はどこにーー。

ピットスポルム 8枝1巻

また気持ちを隠し、悟られないよう、わざとらしい明るさで振る舞う小田島に、まっすぐに向き合い自分の気持ちをぶつけてくる矢野。伝わることなんてないと思った愛と初めて感じた愛しさが交わった先に見える未来は幸せな日常かそれともーー。

ピットスポルム 8枝2巻

また気持ちを隠し、悟られないよう、わざとらしい明るさで振る舞う小田島に、まっすぐに向き合い自分の気持ちをぶつけてくる矢野。伝わることなんてないと思った愛と初めて感じた愛しさが交わった先に見える未来は幸せな日常かそれともーー。

ピットスポルム 8枝3巻

また気持ちを隠し、悟られないよう、わざとらしい明るさで振る舞う小田島に、まっすぐに向き合い自分の気持ちをぶつけてくる矢野。伝わることなんてないと思った愛と初めて感じた愛しさが交わった先に見える未来は幸せな日常かそれともーー。

ピットスポルム 9枝1巻

紆余曲折の末、無事に交際をスタートすることとなった小田島と矢野。二年の前期考査も無事終え、恋人としてのひとときを噛み締める。夏休みも近くなり、他の生徒は帰省の予定を立てている中、矢野は帰省のための交通費に頭を悩ませていた。心配する小田島に「両親に迷惑をかけたくない」と本音を漏らしてしまう。慌てて誤魔化す矢野とそんな彼を見て考え込む小田島だがーー?大人気シリーズ交際編堂々スタート!

ピットスポルム 9枝2巻

紆余曲折の末、無事に交際をスタートすることとなった小田島と矢野。二年の前期考査も無事終え、恋人としてのひとときを噛み締める。夏休みも近くなり、他の生徒は帰省の予定を立てている中、矢野は帰省のための交通費に頭を悩ませていた。心配する小田島に「両親に迷惑をかけたくない」と本音を漏らしてしまう。慌てて誤魔化す矢野とそんな彼を見て考え込む小田島だがーー?大人気シリーズ交際編堂々スタート!

ピットスポルム 10枝

小田島からのサプライズプレゼントで矢野の実家に向かった二人を笑顔で迎え入れてくれたのは、矢野の大切にしている妹たち。諦めかけていた再会が叶ったことで、嬉しさのあまり感極まって瞳を潤ませる矢野を、小田島は優しく見守る。家族団欒の食事で箸が進む中、小田島と食事をする、というごく普通のことにも胸が高鳴る。お互いを思いやる気持ちが少しづつ確実に「愛しさ」に変わっていきーー?

ピットスポルム 11枝

感謝の言葉を口にするつもりが小田島への愛しさが感極まって、自らキスをしてしまった矢野。熟考のあまり一睡もできないまま、帰省二日目は矢野が生まれ育った地元を二人で回ることに。「好き」を上手く言葉にできない矢野は、何気ない言葉にのせて自分も小田島に「好き」を返したいと思いを巡らせてーー?

ピットスポルム 12枝

小田島を夜のデートに誘った矢野。その場所は幼い頃に家族で来ていたところで、思い出話をポツリと語りだす。あの頃は故郷を離れて遠い場所に行くなんて考えられなかったものの、今は小田島と会えてよかったと告げる矢野。一方、卒業したら矢野が自分から離れてしまうのではないかと不安に思っていた気持ちを、小田島は吐露する。「いなくなんないで……」と悲痛な思いをこぼす小田島に対して、矢野が出した答えとはーー。

ピットスポルム 13枝

束の間の帰省を通してお互いの気持ちを確かめ合うことで、距離を縮めることができた小田島と矢野。実家では何もできず、溜まった気持ちをぶつけるようにSEXに耽っていく。二人で過ごす初めての夏休みはあっという間に終わりを告げ、新学期が始まり学校祭の話題で学校中が持ちきりに。そんな中、いまだに学内からの心象が悪く誤解されている小田島の姿を前に、やきもきした感情が隠せない矢野。一方、小田島も自分といることで矢野の心象も悪くなっている現状を変えたいと考える。学校祭を通じて、二人の関係も少しづつ変化が起きーー?

ピットスポルム 14枝

学校祭に向けた準備が本格的に始まり、校内は賑やかに。積極的に準備を手伝う小田島の姿はクラスでも格好の話題のようで、係の違う矢野の元にも話が届く。本来であれば喜ばしいことのはずなのに、小田島に寄せるクラスメイトの好意の視線を前に、矢野は少しのやきもちから教室から逃げ出してしまう。自分の心象のための行動であることはわかっているのに、周りに馴染んでいく小田島の姿に、矢野は一抹の寂しさを覚えてーー。

ピットスポルム 15枝1巻

人気インフルエンサーのイベントに参加した井口は、隣にいた美人な女子がなぜか気になる。見れば見るほど、顔が中性的な同級生の宮内が頭をよぎり、追いかけてその正体をつきとめると、頭をよぎっていた本人である宮内だった。驚きつつも、同じ可愛いものが好きな友達ができた井口はそっけない宮内に懐き、学校でも積極的に絡んでいく。宮内と話す機会が増え、女装姿の宮内と一緒にデート(?)に行ったり、誕生日を祝ったりして徐々に距離を詰めるが、宮内に対して純粋に“可愛い”と思う気持ちや、自分以外の人が女装の秘密を知っていることにモヤモヤする気持ちは、友達としての「好き」じゃないかもと悩み始めーー?電子版限定特典!描き下ろし漫画1ページ付き♪

ピットスポルム 15枝2巻

人気インフルエンサーのイベントに参加した井口は、隣にいた美人な女子がなぜか気になる。見れば見るほど、顔が中性的な同級生の宮内が頭をよぎり、追いかけてその正体をつきとめると、頭をよぎっていた本人である宮内だった。驚きつつも、同じ可愛いものが好きな友達ができた井口はそっけない宮内に懐き、学校でも積極的に絡んでいく。宮内と話す機会が増え、女装姿の宮内と一緒にデート(?)に行ったり、誕生日を祝ったりして徐々に距離を詰めるが、宮内に対して純粋に“可愛い”と思う気持ちや、自分以外の人が女装の秘密を知っていることにモヤモヤする気持ちは、友達としての「好き」じゃないかもと悩み始めーー?電子版限定特典!描き下ろし漫画1ページ付き♪

ピットスポルム 16枝1巻

小田島に本心を打ち明けることができ、自分が抱えていた感情が嫉妬であったことを初めて自覚した矢野。そのまま二人はいいムードになるが、無情にもアラームは鳴り響き、学校祭は2日目を迎える。今日こそはとデートの約束をしたものの、小田島は相変わらず忙しそうで待つことしかできない自分に落ち込む矢野は、人手の足りない接客係の手助けをしようとまさかのメイド姿に…!?女装した矢野を前にクラス中がざわめく中、小田島は我慢の限界でーー?

ピットスポルム 16枝2巻

小田島に本心を打ち明けることができ、自分が抱えていた感情が嫉妬であったことを初めて自覚した矢野。そのまま二人はいいムードになるが、無情にもアラームは鳴り響き、学校祭は2日目を迎える。今日こそはとデートの約束をしたものの、小田島は相変わらず忙しそうで待つことしかできない自分に落ち込む矢野は、人手の足りない接客係の手助けをしようとまさかのメイド姿に…!?女装した矢野を前にクラス中がざわめく中、小田島は我慢の限界でーー?

ピットスポルム 16.5枝

文化祭を終え休みを謳歌する小田島と矢野は二人で初めての遊園地デートをすることに。矢野が楽しんでいるか、来たくなかったのではないかと思い悩む小田島をよそに、デートを目一杯楽しむ矢野。文化祭で使わなかったお小遣いをこの日のために置いておいたと告げられた小田島は愛しさがあふれーー?

ピットスポルム 17枝

ついに修学旅行の季節が訪れる!ところが、行き先が選択制のため入学時に北海道を希望していた矢野は、小田島が別の場所を選んでいたことを知り、一緒にいられないことを寂しく思う。しかし、片時も離れるつもりのない小田島は颯爽と変更希望を出し、無事に修学旅行を楽しめることに…!そして、修学旅行中はできないからとエッチに耽る中、ついに当日を迎えて…?大人気シリーズ修学旅行編スタート――!!

ピットスポルム 18枝

笑顔を見せる小田島の表情に翳りを感じ、心配する矢野。当の本人はいつもと変わらず上機嫌な様子でおちゃらけているように見えたものの、みんなが寝静まった夜、矢野は小さな声を耳にする。「…手握ってもいい?」小田島のお願いからは、どこか心の揺れを感じられて…。彼が抱えているものは何なのか――? 心の内に秘められた想いとは――。