感情のない少年“うつほ”、貴族の息子・光蔭、そして秘密を抱える少女・とわ。3人の出会いから、1000年続く物語が始まる…。
野犬の群れに襲われ大怪我を負った草介を助けるため、自らの血の不思議な力を使ったとわ。共に駆け付けた光蔭との絆も深まり、お互いがかけがえのない存在となった3人だが、力の代償としてとわの命が削られてしまい…!?
病を治すために「人魚の肉」を手に入れようと、とわと草介に危害を加えようとした兄・景暁を殺め、その手を血に染めてしまった光蔭。一方、光蔭に何があったのかを知らない二人は…!?
とわの「人魚の血」の力で不老不死の身となってしまった草介と光蔭。とわを失い、百年の月日が流れ、光蔭の追跡を逃れて永妙と共に旅をする草介がある日偶然訪れた村で出会ったのは…!?
草介と比丘尼の命を救う見返りとして「人魚の肉」を手に入れるよう陰陽師の賀茂に命じられた龍谷の巫女・とわ。一方、百年前に亡くなった“とわ”がかつて自分に言ったのと同じ言葉を“巫女のとわ”に告げられ、動揺する草介だが…!?