あらすじ

一宮、松山、西宮…気の向くまま旅打ちに出るサブローに、「いねむり先生」は弥彦への二人旅を持ちかける。小説家としての道を絶ち、幻覚に怯えるサブローを理解し、手をさしのべようとする先生。自らもまた、同じ苦しみを抱えていた。出会うべくして出会った二人。だが、別れは突然に──!!伊集院静の自伝的長編小説を、魂の絵師・能條純一が渾身の漫画化。感動の完結編。
いねむり先生(1)

妻の死がきっかけで競輪や麻雀に明け暮れて酒浸りの生活を送るようになったサブロー。そんなある日、彼は知人に「いねむり先生」を紹介される。作家にしてギャンブルの神様と称される「いねむり先生」と、サブロー。男と男の邂逅がもたらす、新しい日々──。伊集院静の自伝的長編小説を、魂の絵師・能條純一が渾身の漫画化。伊集院静書き下ろし巻末エッセイ収録

いねむり先生(2)

サブローは「いねむり先生」と愛知の一宮に向けて競輪の旅に出ることになった。一泊二日のギャンブルの旅だ。ふたりは新幹線の車内で打ち解け、サブローは安らぎを覚えるのだった。が、突然先生が脂汗を浮かべて苦しみ出した。これは一体どうしたことなのか…?伊集院静の自伝的長編小説を、魂の絵師・能條純一が渾身の漫画化。

いねむり先生(3)

サブローと「いねむり先生」は松山に旅打ちへと出かけた。競輪に麻雀。いわくありげな人々と興じるギャンブル、二人の間に流れる濃密な時間。しかし、そんな時間に打ち込まれるくさびのように、サブローの肉体と精神に変調を来たす出来事が。松山は一転、苦悩と自問の地に──。伊集院静の自伝的長編小説を、魂の絵師・能條純一が渾身の漫画化。

いねむり先生(4)

一宮、松山、西宮…気の向くまま旅打ちに出るサブローに、「いねむり先生」は弥彦への二人旅を持ちかける。小説家としての道を絶ち、幻覚に怯えるサブローを理解し、手をさしのべようとする先生。自らもまた、同じ苦しみを抱えていた。出会うべくして出会った二人。だが、別れは突然に──!!伊集院静の自伝的長編小説を、魂の絵師・能條純一が渾身の漫画化。感動の完結編。