あらすじ「Dの魔王」堂々完結巻となる本作。昭和13年、戦局はますます不安定な様相。陸軍内でも特殊諜報機関の有用性が声高に論じられる。必然的に陸軍諜報員養成所[D機関]の精鋭スパイ達は、陸軍の“闇”を担う存在としてさらなる責務を果たすこととなる。然して、その“闇”は、常人には、複雑で、歪で、狂気だった。悲しきD機関のスパイの生き様を描く第3集。「XX」での小説とは違う感涙必至のラストは必見です!!
クールなスパイ物。お国のために潔く死ぬことを良しとする戦時下の陸軍の中で異質な存在のD機関。彼らを率いる伝説のスパイ結城の教えは「死ぬな、殺すな」。暗躍するスパイにとって、人の注目を集める死は最悪の選択である、と。だからこそ静かに自分の役目をこなす彼らにシビレるのだ。