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「日本人は数千万持てば有頂天になり、億の金を握ると「上がり」と考える。兆の金を持てば世の中が動かせるというのに」かつての流通王の言葉に触発された不良青年、諸星六郎は流通改革の道を歩み出す。100兆円を掴み、世の中を変える偉人伝、ここに開始!!
流通界の革命を目指して動き出した諸星六郎は、直納による安値販売、積極的な顧客対応など、生産者と消費者がともに満足するスーパー「百兆堂」を成功させる。しかしその成功をねたむスカイスーパー社長の卑劣な罠が。窮地に陥った六郎の大逆転劇とは!?
味のだし社から返品不可の不良品を納品され、１億円ほどの損害を被った百兆堂。諸星六郎は、味のだし社の株を買い占め株主総会に乗り込み、全役員の罷免を要求する。味のだし社側は過半数の株を握り、その要求は通らないと主張するが、会社側の従業員持株会が諸星の味方になっていた!!
諸星の提案で百兆堂とビッグスーパーグループが業務提携に向かって歩みだした。その第一段階として、数百億円かけて東京・羽田空港のそばに流通センターを建設するというのだ。それが実現すれば流通コストを極限まで抑えられ、巨大流通グループとして経済界に衝撃を与えられるのだが…。
