作品情報著者田川とまたarrow_forward_iosカテゴリ青年マンガarrow_forward_ios出版社少年画報社arrow_forward_iosレーベルヤングキングBULLarrow_forward_ios
結婚式を翌日に控えた娘の元へ訪ねてくる父親。二人の会話はどこか気まずく、間が時を埋め、話し始めると父が会いに来た理由が分かるが…。 家族って最も近い他人って誰かが言ってた気がするけど誰だったかな。 いつも一緒にいた、その長い時間で分かったようになるけど、実質分からないこともたくさんあるし、家族に見せない顔もある。 特に親子は好きだから一緒になったわけでもないのに強いつながりができてしまう。さらに、似た部分もあったりで同族嫌悪な部分も出てきたりもする。 もちろんいい部分はたくさんある。でも、世間的には悪い部分から目を逸らしすぎな気がしてくる。 似たくないところが似て、そこがどうしようもなく親子なこともあり、タイミングを変えれば良いにも悪いにも転ぶ。 だからこそ、鏡のような存在でもある。 いい部分は学ぶべきだ。 年を取ればとるほど、同じやり方でうまくいけばいくほど人は硬くなり変らなくなる。 この作品を読んでそこで変われるのが愛なのだと思った。 「一緒にいたい」それがすべてに勝る。 素晴らしい結論だった。