承認欲求? 表現したい本能? どうして私たちは創作をやめられないのだろう…? 自己顕示欲…成功への嫉妬…SNSの光と闇を描いた現代的青春コミック。『推しが武道館いってくれたら死ぬ』平尾アウリ推薦! ◆佐竹 昭仁◆さたけ あきひと 高校1年生。ペンネームは「綿棒」。SNSでイラストを投稿したところバズる。商業イラストの仕事も舞い込み、憧れの小春先輩との交際も始まって、順風満帆の今日この頃だが…【あなたの筆を折りたい】というメッセージに悩まされている…◆一色 小春◆ひいろ こはる 高校2年生。美術部の次期部長。だれが見ても完璧な女の子で輝いているが、内面には深い葛藤を抱えているらしい。佐竹との交際もはじまったが、まだまだ秘密を抱えている…?
1巻読了。 SNSで絵を描いている高校生の話。 絵や文など創作物を書いてネットに投稿し、反応を得る。オタク界隈ならさほど珍しい事ではないはず。 私も学生時代から創作しては投稿してました。といっても私はフォロワーが多い訳でもバズった経験もないです。ですが少なからず評価は頂いてて、頻繁にやり取りするネットの友達もいたりして。佐竹と近しい環境にはいたかなと思います。 いつか佐竹のように突然バズってフォロワーが増えたらどうなるんだろう…と想像しました。絶対調子に乗るだろうなあと…高校生なら尚更。でもそれで離れて行ってしまう人たちもいるんだろうな、とすごく淋しくなりました。 絵の仕事が欲しい、バズりたい、フォロワーがたくさん欲しい、全部共感できます。一度膨大な数の評価をされたら以前までの評価じゃ満足できない、それもすごく分かる。前作はこんなに反応来てるのに、今回のはあんまりだな…って、めちゃくちゃあるあるなんですよね。 1巻は小春先輩はリス丸さんなのか?とまだ疑念で終わるんですが、小春先輩が佐竹をどうしたいのか、この物語はどう終着するのか、すごく気になります。 創作している人は絶対共感の嵐だと思う。