あらすじ
東大卒CEO、新聞記者、編プロ社長、IT技術者。全員、離婚経験者。女性向けWEBマガジンで連載された「男性側のみが語る」離婚体験談はコメント欄で賛否両論の大論争に。そんな「問題作」を稀代の美麗絵師が漫画化。3組に1組の夫婦が離婚すると言われる現代日本に生きる全ての男女必読の書。「離婚」を通して知る、「結婚」の笑えない現実(リアル)――。 『妻のトリセツ』『夫のトリセツ』黒川伊保子氏推薦「――事実は、小説よりひどい。病んだ魂と、欠けた魂が、修羅場を創り出す。「間違った結婚」は、もしかしたら、地球上最高に怖いリアル・ホラーなのかも。」「ストレスにさらされたとき、女はしゃべりたがり、男は黙したがる。そんな脳の性差によって、私たちは通常「女の離婚の理由」は聞くことがあっても、「男の離婚の理由」を聞くことがない。この本は、その「なかなか開かない秘密の扉」を開けてくれる一冊である。」――黒川伊保子(人工知能研究者、随筆家)
離婚話になると、夫が非協力的だったり理解が足りなかったりなど、何かと女性目線だったりしますが、本作はやや男性目線でオムニバス形式で描かれています。 (1エピソードだけ女性が主人公です) 良いか悪いかは別として、 上記のようなモノに嫌悪感を抱いている男性陣にとっては、この男性目線の展開に、 「なんて酷い男なんだ・・・」 と思い、自分を見つめ直すかもしれません。 (「そのとおりだ!」と男側に同調するかもしれませんが) 私的には、女性がいつも被害者のように描かれるのは、どうも中立性に欠けているなぁと思っていたので、本作はそういう意味で新しい視点が得られて面白かったです。 女性目線でも、読んで胸糞悪くなるかもしれませんが、男の考えがわかるかと。 性格の不一致、徐々に変化していく配偶者、そもそも愛してない、病気になった、人間同士の関係なので色々ありますが、それを許せるかどうかも大事なポイントですね。 全般的に絵柄がキレイなのが特徴で、リアリティがある展開と相まって物語に引き込まれます。 2巻目はどんな関係がみれるのか、楽しみです。