あらすじ

▼第1話/金掘り衆 ▼第2話/百足(むかで)の旗 ▼第3話/大頭(おおがしら) ▼第4話/戦場 ▼第5話/赤百足(あかむかで) ▼第6話/白文の陰書 ▼第7話/落盤 ▼第8話/石割り ●登場人物/左吉(山に入る忍びを取り締まる「金縛り」だったが、金掘り衆の次代の頭に指名される)、大頭(金掘り衆の頭)、金蔵(大頭の息子。金脈を探しだす見立て師)、てん(「耳走り」と呼ばれる情報収集役を務める女) ●あらすじ/戦国最強と言われた武田軍を支えたのが、豊富な産出量を誇る甲斐の金山であった。その坑道を狙って隣国から侵入する忍びを見つけては取り締まる「金縛り」を努めていた左吉。彼はある日、自分の命が長くないことを知った金掘り衆の大頭から、次代の頭になるよう指名を受ける。大頭の息子、金蔵を差し置いての抜擢に戸惑う左吉であったが…… (第1話)。 ▼病床の大頭は左吉に、武田と北条が攻略中の武蔵松山城を金掘り衆の手で落とせと言う。金がなくなれば滅びるのは目に見えている武田軍を離れ、金掘り衆の技を他国に売り込むためだ。左吉は、金掘り衆100人を連れて山を降りることになる(第2話)。 ▼山を降りる途中母親の墓にたどり着いた大頭は、ここに自分を生き埋めにしてくれという。金掘り衆たちは大頭の息子である金蔵に判断を乞うが、金蔵は新頭である左吉に判断を任せる。左吉は、大頭の最後の願いを聞くことにするのだが…… (第3話)。
ムカデ戦旗 1巻

▼第1話/金掘り衆 ▼第2話/百足(むかで)の旗 ▼第3話/大頭(おおがしら) ▼第4話/戦場 ▼第5話/赤百足(あかむかで) ▼第6話/白文の陰書 ▼第7話/落盤 ▼第8話/石割り ●登場人物/左吉(山に入る忍びを取り締まる「金縛り」だったが、金掘り衆の次代の頭に指名される)、大頭(金掘り衆の頭)、金蔵(大頭の息子。金脈を探しだす見立て師)、てん(「耳走り」と呼ばれる情報収集役を務める女) ●あらすじ/戦国最強と言われた武田軍を支えたのが、豊富な産出量を誇る甲斐の金山であった。その坑道を狙って隣国から侵入する忍びを見つけては取り締まる「金縛り」を努めていた左吉。彼はある日、自分の命が長くないことを知った金掘り衆の大頭から、次代の頭になるよう指名を受ける。大頭の息子、金蔵を差し置いての抜擢に戸惑う左吉であったが…… (第1話)。 ▼病床の大頭は左吉に、武田と北条が攻略中の武蔵松山城を金掘り衆の手で落とせと言う。金がなくなれば滅びるのは目に見えている武田軍を離れ、金掘り衆の技を他国に売り込むためだ。左吉は、金掘り衆100人を連れて山を降りることになる(第2話)。 ▼山を降りる途中母親の墓にたどり着いた大頭は、ここに自分を生き埋めにしてくれという。金掘り衆たちは大頭の息子である金蔵に判断を乞うが、金蔵は新頭である左吉に判断を任せる。左吉は、大頭の最後の願いを聞くことにするのだが…… (第3話)。

ムカデ戦旗 2巻

▼第1話/水抜き ▼第2話/城の水 ▼第3話/大うつけ ▼第4話/裏切り ▼第5話/突入 ▼第6話/開城 ▼第7話/帰郷 ▼第8話/尾張 ▼第9話/金草 ●主な登場人物/左吉(山に入る忍びを取り締まる「金縛り」だったが、次代の頭に指名される)、金蔵(金掘り衆の先代大頭のひとり息子。左吉に反発する)、てん(ムカデの大頭に直接情報を伝える「耳走り」) ●あらすじ/武蔵松山城への坑道掘りを急ぐムカデ衆。城側から逆穴を掘らせる作戦も一の字の活躍によって成功し、完成まであと一歩と迫る。そして、いよいよ最後の杭が打たれた… がしかし、水が出てこない!? 確認のため左吉と金蔵が坑道の中に入ると、奥から猛烈な勢いの水の音が!! 慌てて逃げる左吉と金蔵だが、その際、金蔵はわざと左吉を転ばせてしまい… (第1話)。 ▼見事、武蔵松山城の水抜きに成功したムカデ衆。しかし、雄水にのまれた左吉は瀕死の重傷を負ってしまう。しかも、頭の座を狙う金蔵は、左吉が病床についている間、勝手に頭代理を名乗るばかりか、左吉に刺客を送ってきた(第2話)。 ●本巻の特徴/武田軍を利用して、金掘り衆の技を武士たちに売り込む目論見だったムカデ衆。見事、織田信長に認められるものの、左吉は信長を認めない…。 ●その他の登場キャラクター/謎の女・ぬえ(第1~4、7、9話)、武田信玄の弟・信廉(第3~7話)、織田信長(第3~6、8、9話)、サル(後の豊臣秀吉)(第3~6、8、9話)、北条氏政(第4、5話)、上杉輝虎(後の謙信)(第6、7話)

ムカデ戦旗(3)

▼第1話/脱出 ▼第2話/ムカデ退治 ▼第3話/敗北 ▼第4話/井楼 ▼第5話/筏 ▼第6話/二俣城陥落 ▼第7話/三方ヶ原 ▼第8話/投石 ▼第9話/笛の音 ●登場人物/佐吉(山に入る忍びを取り締まる“金縛り”であったが、金掘り衆の新しい頭に)、てん(ムカデの大頭に直接情報を伝える“耳走り”。佐吉に思いを寄せている)、サル(後の豊臣秀吉)、ぬえ(信長に仕える謎の女) ●あらすじ/信長の「自分に仕えよ」という申し出を断ったため、佐吉は小屋に軟禁されていた。そこへ現れたのは、てんの父、“耳”であった。“耳”は見張りの兵を倒し、小屋から佐吉を助け出すが、異常に気付いた織田の追手が駆け付けてくる! 「てんを…… かわいがってくだされ!」“耳”は佐吉を無事に脱出させるため、追手に立ち向かうのだった(第1話)。 ▼「金掘り衆を根絶やしにしろ」という信長の命により、サル率いる鉄砲隊は甲斐の金山に登っていた。しかし、サルたちを待ち構えていたのは、信長の意図を予測した佐吉の仕掛けた数々の罠だった… (第2話)。 ●その他の登場人物/織田信長(天下を狙う武将)、武田信廉(信玄の弟。信玄の影武者を務める)

ムカデ戦旗(4)

▼第1話/狙撃 ▼第2話/三年秘喪 ▼第3話/信玄、死す ▼第4話/武田屋形 ▼第5話/拷問 ▼第6話/お市の方 ▼第7話/鬼 ▼第8話/歩き巫女 ▼第9話/長篠城 ●登場人物/●登場人物/左吉(山に入る忍びを取り締まる“金縛り”であったが、金掘り衆の新しい頭に)、てん(ムカデの大頭に直接情報を伝える“耳走り”。左吉に思いを寄せている)、武田信玄(甲斐の国の武将)、武田信廉(信玄の弟。信玄の影武者を務める) ●あらすじ/京都へ向かう途中、野田城を攻めていた信玄は、ある夜、銃の名手・鳥居三左衛門に狙撃される。弾は信玄の頬をかすめただけであったが、真夜中の狙撃であったため事実がはっきりとせず、信玄の生死に関する噂が両陣営に流れる。そんな中、信廉は、信玄の影武者を狙撃によって死んだように見せかけ埋葬する。「おかしなことをするな……」。信廉の動きを知った左吉はてんとともに行動を開始する(第1話)。 ●その他の登場人物/、サル(後の豊臣秀吉)、ぬえ(信長に仕える謎の女)、織田信長(天下を狙う武将)、金蔵(金掘り衆の先代の頭の息子。左吉を憎んでいる) ●本巻の特徴/京都へ上り、天下へ号令しようとしている信玄の野望はどうなる!?

ムカデ戦旗(5)

▼第1話/強右衛門(すねえもん) ▼第2話/磔(はりつけ) ▼第3話/用間 ▼第4話/設楽原決戦 ▼第5話/落ち武者狩り ▼第6話/別れ ▼第7話/二代目てん ▼第8話/石垣普請 ▼第9話/仕掛け ●登場人物/左吉(山に入る忍びを取り締まる“金縛り”であったが、金掘り衆の新しい頭に)、てん(ムカデの大頭に直接情報を伝える“耳走り”。左吉に思いを寄せている)、さや(武田のくノ一“歩き巫女”として育てられた少女) ●あらすじ/武田軍に囲まれた長篠城城主・奥平定昌の命によって、織田・徳川連合軍からの援軍を確認するため走る強右衛門は徳川家康の居城・岡崎城に辿り着く。そして援軍が得られることを確認するや、来た道をひた走るのであった。長篠城の近くまで戻り、「援軍あり」の合図となる狼煙(のろし)を上げようとしたその時、武田側のムカデ・左吉とてんに見つかってしまうのであった…… (第1話)。 ●その他の登場人物/織田信長(天下を狙う武将)、羽柴秀吉(後の豊臣秀吉。信長の家臣)、武田勝頼(信玄の息子)、金蔵(金掘り衆の先代の頭の息子。左吉を憎んでいる)、ぬえ(信長に仕える謎の女)