あらすじ生き別れの“兄妹”は運命的に再会する。ただの男女として──。決して結ばれてはならない二人が織りなす 禁断純愛ラブストーリー!! 晴れて瞳と結ばれた心。だが、幸せな一夜が明けて知らされたのは、瞳が実の妹だという事実だった。瞳への想いと“許されざる恋”の狭間で思い悩む心は、彼女との距離を取ろうとする。だが一方の瞳は、心への気持ちが膨らむばかり。学園祭で上映する映画制作を口実に、あの手この手で心にアプローチしてくる!
『あいだにはたち』のさおとめやぎ先生のマガポケ新作。 絵柄も少し上手くん?なってマガジンっぽくなったような。 そしてエロさだけをフィーチャーするのもどうかと思うけどそこは健在。 まず、1ページ目からドキッとさせてくれる。 「時代は自由恋愛 同性婚も認められる世の中で好きになっちゃいけない人なんていない そう思っていた 彼女と出会うまでは 彼女だけは 世界中で彼女だけは どうしても好きになってはいけない人だった」 どういうことなの?と思っていたらもう設定にすぐ書いてあって速攻ネタバレされるんですが、そう、大学で偶然知り合う兄と妹、この二人は知らずに惹かれ合っていく。 こういった設定ってベタっちゃベタだけど、ここを主軸に置くことはそこまで無いような…? あくまで話の中で驚きの展開としてかき乱されるようなシチュエーションとしてはあるけど、最初から大きく振りかぶってるのをどう描くんだろうと思っていると、兄と妹だと分かりそうで分からないハラハラが続く。 そして若い二人の関係はみるみる深まっていくので、いつ二人が真実を知るのか、というところでドキドキしながら読める。 なるほど、こういう読み方かーと分かって楽しい。 関係が深まれば深まるほどに絶望が大きくなりそうで楽しみだし、その後をどう描くのかも楽しみ。 1話→https://pocket.shonenmagazine.com/episode/13933686331749944945