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脱けられません死ぬまでは 箱詰め遊女脱走記(1)
時は鎖国下の江戸時代。長崎、丸山遊郭の一角にある「みかぐら楼」は出島からほど近いこともあり、外国人の利用者も多かった。だがこの楼は女郎たちへの仕打ち、特に足抜けを企てた者への罰が厳しく、母親にひと目会いたいがため脱走を企てた女郎あやめが遣り手婆から逆さに吊るされ折檻を受けていた。そんなあやめと彼女を不憫に思う太夫の麗花、ゆき、そして唐人女郎のしずりの4人は助け合い、この楼から脱出することを誓い合っている。遊郭という名の地獄から抜け出そうとする女郎たちを描いた新連載スタート!
脱けられません死ぬまでは 箱詰め遊女脱走記(2)
時は江戸時代、様々な事情により郭を脱け自由になることを誓った「月明かり」の女郎たち。その一人しずりはある日、唐人屋敷から声がかかる。いつもはオランダ人が多いのだが、今日に限って唐人…。何か様子が違う、そう感じたしずりの前に現れたのは、故郷の元結婚相手と瓜二つの男、荘太だった。唐人と日本人女郎との間に生まれた荘太との出会いを好機と見たしずりは、己のカネと色で荘太を籠絡し、脱出に利用しようと画策する…。人を人とも扱わぬ地獄、遊郭を舞台に女郎たちの苦闘を描いたシリーズ第2話!
脱けられません死ぬまでは 箱詰め遊女脱走記(3)
長崎、丸山遊郭「みかぐら楼」からの脱出を誓う【月明かり】という名のもとに集った四人の遊女たちは、唐人と日本人女郎との間に生まれた荘太という協力者を得て最初の脱出計画を実行する。しかし、みかぐら楼の楼主、鬼行が事前に察知していたことにより失敗。メンバーの一人あやめを失ってしまう。仲間以外誰も知り得ない情報がどこから漏れたのか、裏切り者がいるのか…。ある日、しずりはひいきのオランダ人、ポトマック船長から結婚を申し込まれる。夫婦になれば脱出できる、自分自分さえ逃げられれば…自分以外誰も信じられぬ女郎たち。人の脆さ、狡猾さを描くシリーズ第3話!
脱けられません死ぬまでは 箱詰め遊女脱走記(4)
【月明かり】の仲間内にいた裏切り者の存在を突き止め、あやめの仇を討ったしずり。一方、みかぐら楼に捜査の手が及ぶことを危惧した鬼行は、この一件を事故として処理し何事もなかったように振る舞っていたが、しずりが犯人ということは察知していた。妙な胸騒ぎを抑えつつ努めて平静を装いながら日々を過ごし、脱出計画を練り直すしずりだったが、ある日鬼行から呼び出しを受け…。裏切りに次ぐ裏切り、脱出のためならどんな手段もいとわぬ人間の醜悪さを描くシリーズ第4話。