第四次勇魔大戦において、勇者の代わりに秘密裏に魔王を倒した代行人・トゥエイトは、今までかかわりのなかった「人並みの日常」を知るべく、王立ビルダーズ学園普通科に入学した。大戦の影響で中止していた学園行事「魔法競技祭」が再開されることになる。生徒たちが出場種目の検討を始める中、自身の魔力運用に偏りがあると感じていたトゥエイトは、新たな魔法を獲得したうえで競技祭に臨むことを決意する。一方で、学園の中に侵入者の気配を察知して――?日常を歩む一人の人間として、守りたいものがここにある。語られぬ英雄が闇を穿つ!