あらすじ真実を知ったジュリエットは、後悔に苦しむオスカーを励ますもそれを切っ掛けに、かつて王女リデルであったと悟られかける。ありえない……と芽生えた可能性を否定するオスカーだったが、永く断たれていた二人の絆は微かに繋がり始めて――。一方、エミリアの社交界デビューの日が迫ってくる中イーサンの策謀が行く手に暗い影を落とそうとしていた。過去に縛られた者たちの心が、ゆっくりと動き始める――。未来へ進むはずれ姫と、彼女に導かれ歩み始めた氷の騎士。これは、不器用な二人が時を重ね互いを知り心重ねる、恋物語。