あらすじ

しおりにとって初めての幼い故人様のお手当て。若く亡くなってるからこそ、気を付けなければならないことも多いらしい。実際に目の前にした男の子は、まるで寝てるだけみたいなのに……

亡くなった方の最期を整える納棺師――そんな納棺師の世界に飛び込んだ作者が見た<あの世の手前の世界>を温かくも真摯に描いたエッセイ漫画!

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 2

初めてのご納棺式…会場は緊張に包まれていた。親族に見届けられながらご遺体をきれいにしていく…近くにいた息子さんはその様子を黙ってみていたが…

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 3

辛い闘病生活の末、亡くなった方のご遺体を綺麗に納棺するべく作業を開始するが…ご遺体の開いた口を塞ぐために使う驚きのものは…!?

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 4

化粧を施したご遺体の顔は黄疸なんてまるでなかったかのように綺麗になっていく。その技術をしっかりと目に焼き付けるしおりだったが…

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 5

教えてくれた先輩たちの期待に応えたい…!気持ちが先走り、思わぬトラブルに…!?泣き出しそうなしおりに先輩納棺師からの言葉は…

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 6

父親の葬儀にも関わらず、一向に到着しない長男…。その理由はあまりにも残酷なもので…大切な人が突然いなくなるかもしれない…だからせめて…

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 7

不機嫌そうにまったくこちらに来てくれない妹さん。どうしたらいいのか戸惑うしおりだったが…しかし、お姉さんの最期のお化粧で…

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 8

うつ伏せで亡くなると…!?顔の原型をとどめないご遺体は一体どのようにして納棺するのか…その驚きの技術とは!?果たして、ご遺体は家族と無事に対面できるのか…

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 9

大人だけではなく、死は小さな命にも訪れるもの…。先輩が話した亡くなってしまった子供たちへの想い…かわいくて小さい箱の中身は…

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 10

息子さんを亡くしたお客さんの「若いんだから死人相手じゃなくてももっと仕事があるだろう」笑顔で言われた言葉にもやもや…。しかし、その言葉の真意はあまりに切ないもので…

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 11

飼い主のご遺体に寄り添い続けるワンちゃん。いつまでたっても目を覚まさない主人を見て何を思っているのか…死別は人間だけではなく…

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 12

「母にウェディングドレスを着せたい」という遺族の依頼に納棺師たちは…家族そろって、亡き母を目の前に自宅での納棺式は穏やかにー…

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 13

両親を失った幼い兄弟…。泣きじゃくる弟と一生懸命弟をあやす兄。その光景に心を痛めながらも母親の遺体に化粧を施す。その最中、部屋に入ってきたのは…

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 14

なぜ人の死と向き合う納棺師になろうと思ったのか?しおりの抱いていた本当の夢、そして切実な想いと納棺師を目指したきっかけとは…?

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 15

定時間際に入った依頼…死因は飛び降り自殺!はじめての経験に緊張が走る、そのご遺体の状態は一体…?先輩の想像を絶する体験談に戦慄!

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 16

飛び降りで自死した息子の遺体を見た遺族の反応に胸が痛む。他人事ではなく誰にでもある”死にたくなる時”に自分を重ねて考える…

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 17

今度は私服で納棺の依頼!?かなり人目を気にしている遺族で内密に行われる作業…。なぜそこまで必死に隠そうとするのか?その理由とは…

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 18

「人気者の母だったからこそ…」遺族の気持ちを知ったしおりは…。そして、新たな依頼も!次はしおりが最も苦手とする”アレ”…!?

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 19

いままでで一番状態が悪いご遺体。懸命にお手当てをするも事態は、想像以上に深刻で…!?この亡骸を見て、しおりが思うことは……

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 20

ひどく傷んでいたご遺体。「少しでも生前の姿に近づけたい…!」その一心でしおりは進んでいく。過酷な作業だったけれど、納棺師たちの力により本来のお姿に近づけることができた。それでも生前のお姿とは違うお姿に、ご葬家様の反応は…?

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 21

まだ若くして亡くなった女性。女性スタッフのみで滞りなく準備を終え、始まる納棺式。喪主の旦那さんは口数少なく、素っ気なく感じる…。淡々と進む納棺式の中、旦那さんの口からふと語られる心境に新米納棺師のしおりは…

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 22

「今朝は元気に学校に行ったのに…!」原因不明の突然死…子供のご遺体を前に泣き続ける両親。子供の部屋には様々な思い出が飾ってあり、生前のことを想像させて……

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 23

突然死してしまった中学生の女の子。家族のあたりまえの日常が突然なくなるー…。その子の母親から娘に持たせてほしいと頼まれたものは、彼女にとって最後の…

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 24

ネズミに齧られ、損傷が激しいおばあちゃんのご遺体。まだまだ練習中の特殊メイクを施すことに!?生前の姿は穏やかでかわいらしいおばあちゃんの姿に少しでも近づけたい…!その一心でお手当てに臨む…!!

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 25

損傷部分に特殊メイクなどを駆使し、比較的綺麗することができた。このまま何事もなく出棺される、そう思っていたのに…ご遺体の額にコブ!?どんどん腐敗が進んでいく中、納棺師ができることとは…?そしてご遺族の反応は…

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 26

ご遺体を見て涙する人、怒る人…人それぞれの別れ方がある。とあるおばあさんは手術で頭に傷が…。頭蓋骨がズレてくる!?お手当てをしてなんとかご葬家様に会わせることができけれど、厳しい顔で見つめている女性が気になって…

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 27

土地、出会う人たち、しおりにとって毎日すべてが「初めまして」で、だからこそ頑張れている部分がある。だけどもし、一度でも生きている瞬間に出会っていたら…?

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 28

「とにかく大至急現場へ!」詳細も知らされないまま向かうと…大柄の男性のご遺体から大量の出血が…!早速お手当てに取りかかるけれど…

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 29

出血の心配が絶えないある故人様。納棺式当日、葬儀場への搬送中に出血が――!?喪主の奥さんを悲しませないために火葬ギリギリまで出来ることを…!!

新米納棺師しおりの最後のはじめまして 30

終活のイベントに参加したしおりが目にしたのは「エンディングノート」。いつか自分も書く日があるのかな…なんて考えていた数日後の納棺式。準備中に部屋に訪れたのはスマホを持った故人様の奥様。深刻そうな顔の理由は…?