あらすじ終活のイベントに参加したしおりが目にしたのは「エンディングノート」。いつか自分も書く日があるのかな…なんて考えていた数日後の納棺式。準備中に部屋に訪れたのはスマホを持った故人様の奥様。深刻そうな顔の理由は…?
納棺師って大変そうだなあと思って読み始めましたが、やっぱり予想以上に大変そうでした。 何もしなければ体液も出るし腐敗も進んでしまう、穏やかに亡くなった方もそうでない方もただ眠っているように整える…可愛らしい絵柄で読みやすく描かれていますが、体力的にも精神的にも過酷な仕事だと思います。 でも、この作品の作者さんは「こんなに大変なんです!」ではなく、納棺師としてのやり甲斐や誇りを丁寧に描いているのが素敵だなと感じました。 亡くなった方のことを1人の人間として尊重し、痛くないかな?とか綺麗にしますね!と接している姿勢が素晴らしく、こんな方に送り出してもらえたら幸せだろうなと思いました。 納棺師は凄い仕事だと感心すると同時に、作者さんの人間性にも魅了された作品でした。