あらすじ日本中の名のある博打打ちたちが一堂に会する大がかりな賭場「大花会」が、いよいよ始まる。ここに集まった曲者たちの中には、翔以外にもう1人、アプサラスを持つ者がいるらしい。お響が胴師(親)となって始まった「手本引き」の1本目は、さして荒れもしない静かな展開で終了した。だが翔は、自分に語りかけてくる、もうひとつのアプサラスの存在を強く感じる。