あらすじ
エモさに酔われる恋がキライ。一番になれないのに「好き」って言葉で嬉しくなって、搾取される恋愛なんか大キライ。だから、私はサブスク彼女になる。定額制のワリキッた「彼女」に──。「本命に選ばれない」虚しさから、月額課金制の彼女を始めることを決意したトモ。そこに誘われた二人の女、なーちゃんとスミレ。そして、そんな“彼女”達と“彼氏”として付き合うことになった男たち──。これは、特別になれない女の子達のイビツな恋愛交錯劇。拗らせエモーショナル・ラブ、開幕!
エモさに酔われる恋がキライ。一番になれないのに「好き」って言葉で嬉しくなって、搾取される恋愛なんか大キライ。だから、私はサブスク彼女になる。定額制のワリキッた「彼女」に──。「本命に選ばれない」虚しさから、月額課金制の彼女を始めることを決意したトモ。そこに誘われた二人の女、なーちゃんとスミレ。そして、そんな“彼女”達と“彼氏”として付き合うことになった男たち──。これは、特別になれない女の子達のイビツな恋愛交錯劇。拗らせエモーショナル・ラブ、開幕!
エモさに酔われる恋がキライ。一番になれないのに「好き」って言葉で嬉しくなって、搾取される恋愛なんか大キライ。だから、私はサブスク彼女になる。定額制のワリキッた「彼女」に──。「本命に選ばれない」虚しさから、月額課金制の彼女を始めることを決意したトモ。そこに誘われた二人の女、なーちゃんとスミレ。そして、そんな“彼女”達と“彼氏”として付き合うことになった男たち──。これは、特別になれない女の子達のイビツな恋愛交錯劇。拗らせエモーショナル・ラブ、開幕!
時代ですね。 サブスクのビジネスモデルができてから、月額課金だけで見放題、聴き放題なサービスが溢れましたが、ついに彼女までサブスクになりました。 誰かに必要とされたい!愛されたい!と期待して、 結局、自分の理想通りにならず、がっかりするくらいなら割り切った関係でよいとする考え、誰しもわかるんじゃないかと思います。 結局、理想なんてあってないようなものなんだ思います。 周囲の期待とか漠然としていて、ちっとも具体的じゃないと感じるように、自分が相手にする期待とか、こうあって欲しいと思うのって曖昧ですよね。(もっというと他人をコントロールしようとするのって傲慢ですよね。) それによって振り回されて、自分を見失ってしまう。 自分自身もそうでしたが、やっぱり虚しいですよね。 自分の人生なのに、自分で生きていない感じがします。 本作もそのような登場人物が多いのですが、 最後は自分で考えて、本当の想いに気づいていくのが良かったです。 そういう人と出会って、変わっていくさまは良いものです。 2巻完結ですっきり読めたのですが、惜しむらくは、サブスク彼女というからには、もっと多種多様な女性キャラが出てきて欲しかったなと思いました。 (まぁ、それだとテーマと少しズレてしまうかもですが。)