全ての“伝説”はここから始まる――邪悪な故郷に生まれたドリッズトの生い立ちと葛藤、剣の師との対決!ダンジョンズ&ドラゴンズの冷酷な地下種族ダークエルフの無慈悲で美しい世界と生態、アンダーダークの恐怖と生物を見事にビジュアル化!原作である全12巻の小説『ダークエルフ物語』シリーズも電子で発売中!--------永らくファンに愛されているR.A. サルバトーレの大人気シリーズを完璧にビジュアル化! 最初の『ダークエルフ物語』3部作の1巻め 〈故郷、メンゾベランザン〉(本書)から、すべては始まる……。地下種族ダークエルフ(ドロウ/ドラウとも呼ぶ)の広大な都市である、奇妙でエキゾチックな〈メンゾベランザン〉――のちにアイスウィンドデイル(氷風の谷)のヒーローとなるドリッズト・ドゥアーデンの邪悪な故郷へと本書で旅立とう! ドロウの貴族ドゥアーデン家の若き王子であるドリッズトは、暗黒の一族の下劣な世界に生まれ、成長していく。無節操な社会の範疇に留まらない気高い魂を持った若きドリッズトは、生まれ故郷で、避けがたいジレンマに直面することになるが……彼は、誠実さを拒絶したこの残酷な世界で生き抜くことができるだろうか?【ドリッズト】ラヴェンダー色の瞳を持つ、善なる魂を持った珍しいダークエルフ。悪の種族である同族・家族の中で生きる葛藤を強いられる主人公。【ザクネイフィン】ドリッズトの剣の師匠で、メンゾベランザン随一の剣術の腕前を持つ〈剣匠〉。心の奥底ではドロウの邪悪さを呪っているが、誰にも悟られていない。【グエンワイヴァー】オニキスの彫像から呼び出される魔法の雌ヒョウ。フンエット家のマソジに酷使され、つらく当たられるが、彫像の所有者には魔法的支配を受けて逆らえない。
愛する父がついには決別できなかった“邪悪な故郷”を去ったドリッズトを、アンデッド化された父が刺客となって追う!ダンジョンズ&ドラゴンズの冷酷な地下種族ダークエルフの無慈悲で美しい世界と生態、アンダーダークの恐怖と生物を見事にビジュアル化!原作である全12巻の小説『ダークエルフ物語』シリーズも電子で発売中!R.A.サルバトーレの『ダークエルフ物語』シリーズ第2巻の内容をオールカラーコミック化。ダークエルフ(=ドロウ/ドラウ)であるドリッズトは、名誉と正義を求めるべく、彼の種族が暮らす歪んだ社会を捨ててしまった。しかし、彼の家族(ドゥアーデン家)は、そう簡単には彼を手放さなかった――故郷を去ってアンダーダーク(暗黒世界)の洞窟をゆくドリッズトと彼の新しい仲間ベルワーを、さらに大きな危険が待ち受けていた……。〈主要キャラ〉【ドリッズト・ドゥアーデン】ラヴェンダー色の瞳を持つ、善なる魂を持った珍しいダークエルフ。悪の種族である同族・家族(ドゥアーデン家)の中で生きる葛藤の果てに、前巻の最後でついには故郷メンゾベランザンを後にした。【グエンワイヴァー】オニキスの彫像から呼び出される魔法の雌ヒョウ。ドリッズトの親友だが、現世には数時間とどまれるのみで、普段は〈アストラル界〉という別次元界にいる。【ザクネイフィン・ドゥアーデン】ドリッズトの剣の師にして実父。メンゾベランザン随一の剣術を誇る〈剣匠〉だが、前巻で、ドリッズトを助けるべく生け贄となって、マリスに殺害された。【マリス・ドゥアーデン】ドリッズトの実母で、ドゥアーデン家を支配する慈母。強大な魔力を駆使し、ロルスの寵愛を取り戻すべくドリッズトの殺害をもくろむ、残忍で冷酷な野心家。
ドリッズト・ドゥアーデンは、非道なる地下世界〈アンダーダーク〉を捨てて、未知なる地上世界へと旅立った。しかし、若き戦士が地上での旅を始めるやいなや、彼が後に残した邪悪な家族以外にも新たなる敵がドリッズト殺害のために追跡を始める。彼が生き残るためには、地上世界の住人の信頼を得ることが重要となる――そしてその挑戦こそが、どんな戦いよりも大きな試練になるのかもしれなかった。彼は己が知るもの、知る人すべてを後にした――正義を求めるがゆえに。彼の属する種族の他の者と同様に、ドリッズトは地下世界〈アンダーダーク〉の終わりなき闇夜の中で生をうけた。しかし、他のダークエルフ達が求めたのが「力」だったのに対して、彼が求めたものは「正義」だった。ダークエルフ達が虐殺してきた者達と、ドリッズトは友情を育むことを望んだ。こうして、ダークエルフ達の暴力と邪悪さにおとなしく従うことを嫌ったがゆえに、ドリッズトは幼少期からの我が家を捨てたのだ。新世界への旅が始まる。彼は悟った、彼が地下世界にとどまる限り、彼の種族の手の届く範囲を真に後にすることなど不可能なのだ、と。そこでドリッズトは決意した、彼の種族がかつて挑もうとしなかったことを――そう、〈アンダーダーク〉の影の中を去り、灼熱の太陽が昇る地表世界へと旅することを。我が家を求める放浪者。今や、ドリッズトは自身の故郷とはまったく異なる世界を巡って、そこに留まり続けることを始めた。しかし、地上世界の住人達が、邪悪で知られるダークエルフをそうかんたんに受け入れてくれるはずもない――そしてまた、犠牲なしで済むはずもなかったのだった…「サルバトーレが十分に悦に入り、誇りに思っていい作品だ!! 10点満点中10点!」――SEQUENTIAL TART