平凡な高校生の俺・君塚君彦は完全無欠に巻き込まれ体質で、ハイジャックされた飛行機の中で出逢った天使のように美しい探偵の少女・シエスタの助手となったのだ。名探偵と助手は三年間にも及ぶ目も眩むような冒険劇を繰り広げ――やがて死に別れた。これは、それからさらに一年後。ただひとり生き残った俺と、探偵の遺志が紡ぐ――まだ終わらない物語。
平凡な高校生の俺・君塚君彦は完全無欠に巻き込まれ体質で、同級生の夏凪渚からの突然の依頼もまた、この体質のせいだろう。彼女の依頼により、移植された心臓の持ち主を探すためかつての敵、人造人間・コウモリの元へ。そう、このコウモリとの出会いこそが三年前、美しい探偵の少女・シエスタとの出会いでもある上空一万メートルの飛行機の中だった。心臓の持ち主は誰なのか、それは、この2巻で判明される――。
平凡な高校生の俺・君塚君彦は完全無欠に巻き込まれ体質により、突如、国民的アイドル・斎川唯から時価30億円のサファイアを守って欲しいと依頼が舞い込み!?探偵のいる場所に事件は集まる。シエスタの心臓を移植された夏凪渚と共に新たな事件が始まる――。
舞台は豪華客船。それぞれが名探偵の遺志を胸に、仇敵・カメレオンとの決戦に挑む――。必死にもがきながら、過去と向き合いながら、仲間とともに未来へ進む第4巻。
名探偵の死の真相を知らされ、呆然とする俺たちへ、新たな依頼が舞い込んできた――。あの完全無欠のシエスタが犯した過ちを探しながら、俺たちは《名探偵》を継ぐことの真の意味を知っていく。
かつて名探偵の助手だった俺・君塚君彦は、ついにあの完全無欠のシエスタが犯した過ちを突き止め、彼女の死の真相を明らかにした。しかし、腐れ縁の女刑事・加瀬風靡に告げられたのは、秘密結社《SPES》のボス・シードと、人造人間・コウモリが手を組んだという不吉なニュース。そしてさらに、持ち前の巻き込まれ体質によりスーパーアイドル・斎川唯のプロデューサーも務めることになり…?このままエピローグに突入するわけがない。それぞれの遺志と意志が交錯し、物語は急転する。