紫旗の新たな妻…未来の皇后である貴人の座には香春が就いた。成長を続ける紫旗の姿を目の当たりにした明花は一抹の寂しさを感じるが、伯慶は紫旗と明花がいるならば、この国の未来は明るいだろう…と希望を抱くのだった。だが、そんな紫旗を「暗殺する企てあり」という報せを明花は受け、真相を探るため照柯以外の祥福楼の面々にも何も告げずに、かつて身を置いていた黄天城へと戻る。そして明花が目にすることとなる信じられない光景とは…!? 祥明花と李伯慶の究極の凸凹コンビがついに対峙する巨大な陰謀と強大な敵とは…麗しの中華救国浪漫譚、最終章へ突入!! ※こちらは巻末に電子版のみの特典ペーパーがついている特別版となります。
紫旗の生母であり、自身に「強く生きろ」と道を示してくれた、誰よりも信頼を寄せていた恩人の美玲…。その彼女による、“紫旗の命を奪う計画”と“その企ての首謀者を明花とでっちあげようとした”という心無い仕打ちに、初めて伯慶に絶望した姿を見せる明花。だが、伯慶によるこれまでの自分の行いを信じろという檄と「相棒」と呼ばれたことにより明花は正気を取り戻し、何よりもまずは紫旗の命を救わねばならないと行動を開始する。紫旗暗殺計画を阻止するために動き出した明花たちがさらに直面する恐ろしき真実とは…。そして、究極の美貌を持ちながら腕っぷしで全てを解決する華仙公主・明花と、誰よりも国のことを案じながらもどこか行動が腹黒な宰相・李伯慶との稀代の凸凹コンビの行く末とは…!? 壮大なる中華救国浪漫譚、これにて幕!! ※こちらは巻末に電子版のみの特典ペーパーがついている特別版となります。