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ケンガイというタイトルはヒロインが「女性として射程圏外」というところからきている本作。 大分失礼な話だが、リア充や陽キャの人が女性の容姿をみて判断するアレだと思ってもらえると想像しやすいと思う。 ヒロインはそうした圏外のレッテルを貼られた女性で、 映画をみること以外はすべて放棄(それこそ食事さえも)していて、なかなか気合が入った感じなのですが、主人公はそんな彼女に惚れてしまう。 ただ、上記のとおり映画をみること以外は興味ないので、当然恋愛にも興味がなく、人間関係もまともに構築してこなかったから、主人公の告白にも無下にことわる。 というか、「罰ゲーム」か何か悪意があるのではないか?と邪推したりする。 それでも主人公は諦めずに、必死に彼女との関係を深めていく・・・という流れ。 こじらせた女性と普通の男性の恋愛で、特に男性の片思いを描いた作品なのですが、多分に自分の体験(主人公の男性が友人にそっくり)に近いのでスルッと共感できました。 人によっては見過ごしてしまうような魅力も、当人にとってはやたらと心に響くことってありますよね。 恋は盲目というのが、ピッタリだと思います。 主人公にとってそれが、ヒロインの映画をアツク語る姿であり、普段の無愛想で冷静な姿とのギャップだったわけです。 当て馬がでてきたり、奪ったり奪われたり、ドキドキしたりされたり・・・そんなことが起きる正統派な恋愛マンガで は な い! のですが、不思議と二人の関係がどう決着つくのか最後まで気になり楽しめた作品です。 一風変わった恋愛マンガをお探しの方はぜひおすすめします。 余談ですが、本作の魅力のもう1つに映画の情報が沢山でてくるので、自然に観たくなります。 特に冒頭にある、ヒロインが感動して 「あのシーンで感動しない人 信用しない!」 とまで言い切った作品はみてみたいなと思いました。 (3巻にその作品が出てきます。好きになった背景も。)
六文銭
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タイトル
本文
ケンガイ
ケンガイ
大瑛ユキオ
大瑛ユキオ
あらすじ
就活をドロップアウトして、レンタル屋さんでバイトを始めた主人公の伊賀くん(23)は、1コ上の先輩・白川さんに一目惚れ。ぱっと見、悪くないルックスの彼女。ところが、職場の先輩達からは「マニアックな映画にしか反応しない変わり者」という評判しか聞こえてこない。さらにが、彼女がいつもつるんでいる同僚と2人セットで「圏外」と呼ばれており、恋愛対象からは完全に除外されていて…!?白川さんにあれこれ接触してみたりオールナイトの映画を二人で観に行ったりしてみても進展があるのやらないのやら…という感じのもどかしい毎日。おまけに職場の先輩達との雑談のネタにもできないビミョーな恋心を抱えて今日もバイトに向かう伊賀くん、、、はたしてこの恋、アンテナの立つ日は来るのか…??
ケンガイ 1巻
就活をドロップアウトして、レンタル屋さんでバイトを始めた主人公の伊賀くん(23)は、1コ上の先輩・白川さんに一目惚れ。ぱっと見、悪くないルックスの彼女。ところが、職場の先輩達からは「マニアックな映画にしか反応しない変わり者」という評判しか聞こえてこない。さらにが、彼女がいつもつるんでいる同僚と2人セットで「圏外」と呼ばれており、恋愛対象からは完全に除外されていて…!?白川さんにあれこれ接触してみたりオールナイトの映画を二人で観に行ったりしてみても進展があるのやらないのやら…という感じのもどかしい毎日。おまけに職場の先輩達との雑談のネタにもできないビミョーな恋心を抱えて今日もバイトに向かう伊賀くん、、、はたしてこの恋、アンテナの立つ日は来るのか…??
ケンガイ(2)
就活をドロップアウトして、レンタル屋さんでバイトを始めた主人公の伊賀くん(23)は、実習期間も終わって少しずつ仕事にも慣れてきたものの、ひとめ惚れした1コ上の先輩・白川さんとの関係はまったく好転する気配がない。白川さんは、とにかくマイペースな映画マニア。ルックスは悪くないのに、他人とつるまない性格のせいで職場ウケも最悪。彼女がいつもつるんでいる同僚・小島さんと2人セットで「圏外」と呼ばれており、恋愛対象からは完全に除外されている…。それでもメゲないのがいいところの伊賀くん。白川さんと浅草の映画祭に出かけてみたり、必死で映画の知識を深めたりしてみるものれんに腕押しの毎日は続く…。職場の先輩達との雑談のネタにもできないビミョーな恋心を抱えて今日もバイトに向かう伊賀くん、、、はたしてこの恋、進展することって…あるのか??
ケンガイ(3)
バイト先での振る舞いも少しずつサマになってきた主人公の伊賀くん(23)ですが、一目惚れした職場の先輩・白川さん(24)との関係は一向に好転する気配を見せない…。そんなある日、白川さんが酔ったお客からセクハラを受け思わず突き飛ばしてしまうという事件が起きる。一切の言い訳をせず、潔く処分を受けようとする白川さん。目撃者がいなかったこともあり、常日頃から「圏外」の立場を貫く彼女をかばってくれそうな同僚はいない…。ただ一人、伊賀くんだけが彼女が洩らした当時の状況を信じて店長に「正当防衛」を主張するものの、余計なことをしてくれるな!と白川さんにキレられてしまう始末で…。ひたすら愚直にぶつかり続ける伊賀くんにはたして明るい未来は来るのだろうか??
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九段坂下クロニクル

九段坂下クロニクル

耐火建築助成を目的とした公的資金融資の日本初の実施例となった「九段下ビル」そのビルを共通のモチーフにして四人の作家がそれぞれ描く人間ドラマ……。昭和初期・第二次大戦中・バブル末期・現代――。様々な時代と視点で描かれるビルを巡るヒューマンストーリーオムニバスコミック!