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「誰もぼくたちの存在に気づかない……」ーー5人の少年少女の恐怖の一夏が始まる。平和な田舎町のヤンチャ少年の好奇心から、その場にいた5人の子供たちの日常がすべて奪われる。突然町中から認識されなくなり混乱する彼らが帰宅してみた光景は、想像を絶するもので……。追い込まれた5人の子供たちが謎の現象に立ち向かい『存在』を取り戻す物語の幕が上がる。烏丸渡が描く極限のサスペンスストーリー、第1巻。
「誰もぼくたちの存在に気づかない……」ーー5人の少年少女の恐怖の一夏が始まる。平和な田舎町のヤンチャ少年の好奇心から、その場にいた5人の子供たちの日常がすべて奪われる。突然町中から認識されなくなり混乱する彼らが帰宅してみた光景は、想像を絶するもので……。追い込まれた5人の子供たちが謎の現象に立ち向かい『存在』を取り戻す物語の幕が上がる。烏丸渡が描く極限のサスペンスストーリー、第1巻。
幼馴染で夏祭りに来ていたヒロ・ツカサ・サキ・マツリ・ユノの5人。 彼らの町の神社には直径メートルぐらいの巨大な球のような石が御神体として祀られているのですが、ヒロとツカサの2人はその意思に大きなヒビが入っているのを見つけます。 興味本位でその石の割れ目の中を見ようと棒を突っ込み割れ目を広げようとするツカサとそれを止めようとしたヒロでしたが、次の瞬間、ヒロはその割れ目から自分にそっくりが何者かが出てくるという幻覚を見ます。 その後、残りの3人に見つかり、非難されたことでその御神体は諦め祭りに戻ることにしたのですが、人混みに戻った時、彼らはある異変に気が付きます。 どうも彼らは祭りに来ている人の誰からも認識されなくなってしまっていたようで、すれ違う人にぶつかっても、金魚すくいの水槽の中に落ちてしまっても、誰も気にも止めません。 そんな彼らが自分たちの「存在」を取り戻すために駆け回るという物語です。 この作品、表紙を見ると楽しそうな夏祭りの風景なのですが、ここから1巻の間で怒涛の展開が繰り広げられます。 自身の存在が認識されなくなること以上に衝撃的な光景を目の当たりにし、なんとか元に戻れるよう奮闘するのですが、この現象の正体が明らかになろうとした瞬間、追い打ちをかけるように彼らに試練が訪れます。 とにかく先へ先へと引き込まれる展開、さらに最後の予告の部分にこの後また大きく物語が展開していくことを予感をさせるページが載せられていて、1話を読んでしまったら最後、次の巻まで読まないと気がすまなくなる、そんな作品です。 1巻まで読了