あらすじ

親友の死にショックを受け、自分も死のうとトラックの前に飛び出した少女・ミカ。彼女を救ったのは、不死身の男・日々野と、神を自称する青年・ハニだった。二人が黄泉の国を目指していることを知ったミカは、その旅への同行を志願する。友人との再会を夢見て……。箱根で知り合った老婆との辛い別れを経て、この旅では「死と向き合う」ことを決意したミカ。その矢先、日々野の名前を知る民俗学者・淡島に行く手を阻まれる。聞けば、淡島の友人が末期の癌に冒されており、それを救うため不死の秘密が知りたいという。のらりくらりとかわし続ける日々野だったが、それでも諦めようとしない淡島の様子に、ミカは複雑な思いを抱えて……? 「次にくるマンガ大賞2021」コミックス部門ノミネート! 鎌谷悠希最新作、胸に突き刺さる第2巻!
ヒラエスは旅路の果て 1巻
親友の死にショックを受け、自分も死のうとトラックの前に飛び出した少女・ミカ。彼女を救ったのは、不死身の男・日々野と、神を自称する青年(?)だった。二人が黄泉の国を目指していることを知ったミカは、その旅への同行を志願する。友人との再会を夢見て……。
ヒラエスは旅路の果て 2巻
親友の死にショックを受け、自分も死のうとトラックの前に飛び出した少女・ミカ。彼女を救ったのは、不死身の男・日々野と、神を自称する青年・ハニだった。二人が黄泉の国を目指していることを知ったミカは、その旅への同行を志願する。友人との再会を夢見て……。箱根で知り合った老婆との辛い別れを経て、この旅では「死と向き合う」ことを決意したミカ。その矢先、日々野の名前を知る民俗学者・淡島に行く手を阻まれる。聞けば、淡島の友人が末期の癌に冒されており、それを救うため不死の秘密が知りたいという。のらりくらりとかわし続ける日々野だったが、それでも諦めようとしない淡島の様子に、ミカは複雑な思いを抱えて……? 「次にくるマンガ大賞2021」コミックス部門ノミネート! 鎌谷悠希最新作、胸に突き刺さる第2巻!
ヒラエスは旅路の果て 3巻
死を望む少女と不死身の男と神さまの三人旅、再出発…の矢先に、己の姿を保てなくなってしまった神さまのハニ。「思い出すべきことがあるはず」という彼の未練、その答えは他でもない、不死身の男・日々野が知っていた。そして日々野が語り始めた、二人の長い長い因縁。不思議な「運命」を胸に、黄泉の国へ踏み出すハニ。一方、少女・ミカは黄泉の入り口で亡き友人との念願の再会を果たしたものの……? 第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品選出&「次にくるマンガ大賞2021」コミックス部門ノミネートで大きな話題となった鎌谷悠希渾身作、ついに完結!
悲しみのロックを鳴らせ~Rhapsody~

悲しみのロックを鳴らせ~Rhapsody~

数々の名曲を残した伝説のロック歌手・東坂響二。響二の死後、彼の設立した音楽レーベル『ラプソディ』を継いだ息子の准也は、代表として追悼コンサートの企画を任されることに。亡き父が目指した高みと、彼が遺したプロジェクト…それらに強いプレッシャーを感じる准也。しかし、響二の音楽に集った4組の新人バンドとの交流を通じ、ロック歌手として、父親としての「東坂響二」を見つめ直していく…。ロッキング・オンが手掛ける新機軸のロックアニメプロジェクト『Rhapsody(ラプソディ)』からの公式スピンオフコミックを、『隠の王』『しまなみ誰そ彼』の鎌谷悠希が鮮烈に描く。
まんが人物伝

まんが人物伝

うつけ(ばか者)とよばれた少年・信長は、わくにはまらない革新的な考えの持ち主だった。桶狭間の戦いや長篠の戦いなど、新しい戦法で混乱の戦国時代にめきめきと頭角を現していく。はたして信長は天下統一することはできるのか…!?■『織田信長』監修 山本博文先生のポイント紹介尾張(愛知県)・美濃(岐阜県)を支配下に入れた織田信長は、足利義昭を奉じて京都に上り、周囲の戦国大名を打ち破り、義昭も追放してほぼ天下を手中にします。その生涯は戦いの連続で、今回の人物伝では、駿河の今川義元を討った桶狭間の戦い、鉄砲を有効に使って武田勝頼を撃退した長篠の戦いなど、信長の多くの戦いを、確かな史料で再現しています。なぜ信長が強かったのかを考えながら読んでください。■目次第1章 大うつけとよばれた男第2章 「天下布武」のはじまり第3章 信長包囲網第4章 宿敵・武田との戦い第5章 本能寺の変
少年ノート Days of Evanescence

少年ノート Days of Evanescence

少年は、音の中で世界と語る――。『隠(なばり)の王』鎌谷悠希の新作は、合唱群像!天使の歌声“ボーイソプラノ”を持つ少年・蒼井由多香(あおい・ゆたか)。音に対して繊細で感受性豊かな彼は、中学校入学と同時に合唱部に入部。ゆたかの声に触発されて、部員たちはコンクールの金賞を目指す――。「学校」という舞台で少年少女が紡ぎだす、失われゆく日々のハーモニー。
ぶっしのぶっしん 鎌倉半分仏師録

ぶっしのぶっしん 鎌倉半分仏師録

時は鎌倉時代。半身を失いし、少年仏師・想。彼には、神仏を喚び、ともに闘う“力”があった――。東大寺を突如襲う異変を前に、想は己に眠る“力”の解放を迫られる…。時代が、仏師たちが、仏像たちが、いま動き出す!!「隠の王」の鎌谷悠希が放つ、かつてないスペクタクル仏像絵巻。第一巻いよいよお目見え!
しまなみ誰そ彼

しまなみ誰そ彼

クラスメイトに「ホモ動画」を観ていることを知られた、たすく。自分の性指向… ゲイであると皆に知られたのではないかと怯え、自殺を考えていた彼の前に、「誰かさん」と呼ばれる謎めいた女性があらわれた。彼女は、たすくを「談話室」へと誘う。そこには、レズビアンである大地さんがいて…。尾道を舞台に描かれる、性と生と青春の物語、第1集。
ヒラエスは旅路の果て
死出の旅路とロマンシス #1巻応援
ヒラエスは旅路の果て 鎌谷悠希
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
試し読みをすると、何だか随分明るい雰囲気で、生死の話をしていても深刻に見えないかもしれません。しかし先を読んでいくと、カジュアルさを纏いながらもそこには切ない思いがあり、胸に来る物語となっています。 親友を亡くした少女が、死期を悟った神様、死ねない男と共に「黄泉比良坂」を目指すお話。三人それぞれの死生観はどうしたって重くなりますが、それを美麗な画面と、かなりズレている三人の楽しい旅が和らげます。 少女がいかに親友への喪失感に苛まれているかが語られる。喪った大切な人への「執着」、そしてその「執着」を失う事への恐怖に、強く共感してしまう。 心に亡き友を想いながら旅をする、という形は例えば『マイ・ブロークン・マリコ』とも似たところがあります。その想いの強さも同様ですが、それは旅の同行者や出会った人によって、変化を起こすのか。それともその重い愛を保ったまま、少女は黄泉の国に辿り着くのか……。 そんなロマンシス(女性同士の愛情にも近い友情)的観点からも、今後読み続けたいと思います。 (勿論、人の視点を超越した神様、死ねない男それぞれの物語も今後注目。男色が描かれるので、百合好きさんはご注意を)