あらすじあの夜を取り戻すため、少しずつ前に進み始めた柊夜。一方、未だ記憶が戻らぬその姿にイラ立ちを覚える壱。そんなある日、壱は高校時代の親友・道永と出会い、特別に「聴き屋」のオプションを依頼される。彼の語った妹との話…それは少しずつ壱の心の奥底にある闇を引きずり出していくのであった――。壱と丹羽、そしてあの夜、語られる真実。
大事な人を失った人の話を聴く聴き屋。 聴いてもらうなら離れてるほど楽だよな。って言葉があったけど、確かに相手が何も知らなければ知らないほど自分にとって良いこともあるなぁ。 人の最後を題材にした話って心に石が乗っかったみたいになるんだけど、避けられない、想像したくない、でもむしろ知っておきたいと私は思う。 突然いなくなってしまったら後悔が残らないことなんてないのかもしれないな。