互いに望まぬ婚約者のフリのはずが、少しづつ距離を縮めるレリアナとノア。レリアナの命を狙っていたフレンチ・ブルックス一味はノアの手により刑務所に収監され、この婚約関係も終焉を迎えるはずだったが…「利用価値がなくなるまで側にいろ」というノアの求めに応じ二人の関係は継続することに。一方で、レリアナは小説の本当の主人公・ベアトリスがどうなったのかを案じ始めたのであった。そんな頃、王国では毎年恒例の魔物討伐戦が開催されることに。レディは愛する騎士に刺繍のハンカチを、騎士は愛するレディに捕まえた魔物を、それぞれ贈るのが慣例の討伐戦だが、これまでノアは誰のハンカチも受け取らなかったそうで…今年の討伐戦の行方は――!?
転生モノとわかった冒頭、よくある小説家になろう転生モノテンプレと少し違うぞと気付いた。 推理もののような不可思議な展開(転生先の小説が推理ものだったんだろうか)を楽しみつつ読んで、一段落して調べてみて、なるほどと納得。 海外(韓国)の転生モノだったようで。 コテコテなノリや反応と少し違うストーリーは、目新しくておもしろかった。 さすがアニメ化作品。 あからさまな伏線かと思ったら全くそんなことはなかったり、予想外の伏兵がいたり。 死にたくない恋愛もの、楽しい。 レリアナは公爵邸に行ったのではなく、移り住んでいると思うんだけど、それは置いておこう。 イラストもきれいで、ちょっとした表情が男女問わず素敵。 縦読みは慣れていないけど、読めなくはないとわかった。 紙の本の厚みが恋しくなるように、全体をバッと見たい気持ちが生まれてくる。 スマホからだと読みやすいけど、悩ましい。