あらすじ

小学生の女の子が、交差点で交通事故に遭遇。運転手の話によれば、その女の子・清水智恵は、赤信号にもかかわらず飛び出してきたのだという。智恵の母親で児童心理学者の清水智香は、搬送先の病院に駆けつけたものの、娘の無事を確かめると、すぐさま講演会場へ引き返してしまった。羽生は、智恵が描いたという紫色の蝶の絵が気にかかり…。
昆虫鑑識官ファーブル 1巻

山小屋で昆虫採集をして暮らす羽生のもとに、アンリという女性が訪ねてきた。とある事件で妹を殺されたショックで刑事をやめていた羽生だが、その犯人が新たな犯行を起こし始めたという。若い女ばかりを狙う猟奇殺人犯、通称「狩人蜂」を捕まえるため、警視庁警部補のアンリは「あなたの鑑識眼を貸してほしい」と復職を依頼するが…。

昆虫鑑識官ファーブル 2巻

虫嫌いのアンリが、なぜかスズムシの生息場所を訊ねに羽生のもとへやって来た。警視庁に通報があり、妹から「助けて」という電話を受けた姉が、その後ろでスズムシの鳴き声を聞いたのだという。それを聞いた羽生は「彼女はもう生きてはいないだろう」と涙し、予測通り、妹は死体で発見される。羽生は、妹から電話がかかってきた時の状況を姉夫婦に尋ねるが…。

昆虫鑑識官ファーブル(3)

小学生の女の子が、交差点で交通事故に遭遇。運転手の話によれば、その女の子・清水智恵は、赤信号にもかかわらず飛び出してきたのだという。智恵の母親で児童心理学者の清水智香は、搬送先の病院に駆けつけたものの、娘の無事を確かめると、すぐさま講演会場へ引き返してしまった。羽生は、智恵が描いたという紫色の蝶の絵が気にかかり…。

昆虫鑑識官ファーブル(4)

犯人とおぼしき二人組の覆面男に捕らえられ、絶体絶命のアンリ警視。だが、おもむろに覆面を脱ぎ始めた二人組の片割れの正体は、覆面を奪い、犯人になりすました羽生だった!!羽生の加勢で形勢は逆転するものの、結局もうひとりの犯人には逃げられてしまい、まずは羽生が捕まえた犯人・桐野の事情聴取を開始する…。

昆虫鑑識官ファーブル(5)

死体に付着したウジを羽化させることで、死体が殺害後移動させられていることを突き止めた羽生。そんな中、事件の容疑者として浮上したのは、かつて羽生が大学でともに学んだ男・宇治沢だった。自分が知る宇治沢の性格から、被害者とのトラブルも充分考えられると判断した羽生は、宇治沢のアリバイを疑うが…。

昆虫鑑識官ファーブル(6)

非番を利用して昆虫公園へとやって来た羽生は、大温室で観賞用の蝶を追いかけているところを、職員の瀬川に注意される。だが逆に、仕事中の自分を追い回している人影に気が付いた瀬川は、自分が警察官であると名乗った羽生にストーカー被害の相談を持ちかけて…。

昆虫鑑識官ファーブル(7)

殺人現場の里山を捜査中に、バラバラ殺人の真犯人と遭遇してしまった羽生たち。羽生の機転もあり、チェーンソーで襲われ絶体絶命のアンリを救うことには成功するが、惜しくも犯人は取り逃がしてしまう。同じ現場で容疑者と目されていた男が死体で見つかったことから、捜査は振り出しかと思われたが…!?