あらすじ

【アイツは根っからの娼婦だからな。】幸せな恋にふわふわしていたはずが、そこは真っ暗な闇の中。渚(なぎさ)と一緒にいることで初めて満たされた柳田(やなぎだ)。しかし2人の蜜月はすぐに終わりを告げる――渚は島の男達を相手に売春行為を繰り返していた。渚を取り巻く異様な状況を知った柳田は、自分が渚を全く知らないことに気が付く。都合の良い夢から覚め、ようやく現実を直視する柳田。花畑だと思っていた現実は終わりのない暗闇だった。※本作品は単話配信しているものに、加筆修正・描き下ろしを加えたコミックス版です。重複購入にお気をつけ下さい。
深潭回廊1巻

【「スメルズ ライク グリーン スピリット」スピンオフ開始!】教え子が同性愛者であることを知り、身体を求めてしまった教師。彼は全てから逃げ出し放浪者となった。――人を放棄したくて、モッさんと呼ばれていた。同性が恋愛対象であることに苦悩してきた柳田(やなぎだ)。教師だった頃に生徒相手にレ●プ未遂事件を起こす。彼はその場から逃げて、逃げて、いつの間にかモッさんになっていた。それは自分の過去も名前も捨てたのに、生き続けるしかない悲しい妖怪。何もかもを失ったかのように思えたが、一人の少年が手を差し伸べる。 痛くて愛おしい青春を描いた『スメルズ ライク グリーン スピリット』から7年。あの時、こぼれ落ちてしまったキャラクターの物語。

深潭回廊2巻

【この呪いは、とけますか。】柳田(やなぎだ)の無気力な日々は近所の男子学生・渚(なぎさ)によって劇的に変化した。渚との触れ合いは長年の傷を癒すように柳田をぽかぽかと幸せにする。そこら中に花が咲いて、視界はキラキラときらめいて、まるで全てが初めての世界。いつまでも、いつまでも、このあたたかな陽気が続きますように。

深潭回廊3巻

【アイツは根っからの娼婦だからな。】幸せな恋にふわふわしていたはずが、そこは真っ暗な闇の中。渚(なぎさ)と一緒にいることで初めて満たされた柳田(やなぎだ)。しかし2人の蜜月はすぐに終わりを告げる――渚は島の男達を相手に売春行為を繰り返していた。渚を取り巻く異様な状況を知った柳田は、自分が渚を全く知らないことに気が付く。都合の良い夢から覚め、ようやく現実を直視する柳田。花畑だと思っていた現実は終わりのない暗闇だった。※本作品は単話配信しているものに、加筆修正・描き下ろしを加えたコミックス版です。重複購入にお気をつけ下さい。

深潭回廊4巻

【奪われた】“俺からしかけてやるんだ”渚(なぎさ)は9歳の時に初めて性的暴行を受けるーー、それは一度では終わらなかった。様々な男たちが彼の身体を求めては罪に染まっていく。自分には男を狂わせる何かがあるに違いない、だから仕方ない。そう諦めながらも、男たちからは必ず千円を受け取る。それは渚が唯一身につけた「自分」を守る方法だった。

深潭回廊5巻

【ハッピーバースデー。】生まれてきたことを祝いたい。「母ちゃんの死体を見張っていないと。」ーー渚(なぎさ)の母親は娼婦だった。そして父親はそんな妻を心の底から憎んでいた。しかし渚にとってはたった1人の母。誕生日のケーキはあたたかくて優しい思い出。どこでこの家族は壊れたのか…渚を知れば知るほどに柳田はただ深い沼へと沈んでいく。※本作品は単話配信しているものに、加筆修正・描き下ろしを加えたコミックス版です。重複購入にお気をつけ下さい。