あらすじ
15歳の家谷光太郎は高校の入学式を迎え、期待で胸を膨らませていた。しかし父・一郎から同じ高校を受験し、合格したと告げられる。しかも合格したのは父だけではなく、家族全員だった。光太郎の青春の行方は…!?
15歳の家谷光太郎は高校の入学式を迎え、期待で胸を膨らませていた。しかし父・一郎から同じ高校を受験し、合格したと告げられる。しかも合格したのは父だけではなく、家族全員だった。光太郎の青春の行方は…!?
15歳の家谷光太郎は高校の入学式を迎え、期待で胸を膨らませていた。しかし父・一郎から同じ高校を受験し、合格したと告げられる。しかも合格したのは父だけではなく、家族全員だった。光太郎の青春の行方は…!?
頭を空っぽにして心の底から笑えるのに、熱くなり、切なくなり、続きが気になって仕方がない。で、「なんでこんな熱くなってんだ自分」と自分につっこむそんな作品。 40代の父母、8歳の妹が、同じ高校に進学すると入学式の日に知った家谷光太郎。家谷家は、一家全員が高校生の高校生家族。 出オチとしか思えない、読み切りにしか使えなさそうなこの設定でなぜ8巻以上も連載が続くのか。 それは仲間りょう先生が家谷家、一人ひとりの青春を本気で描いているからだ。 本気で30年ぶりの部活に打ち込む父、本気で野球部員の青春を支える母。将棋の才能ゆえに重い宿命を背負ってしまう妹。普通に部活をしたり片想いする主人公。 それぞれの視点での努力や成長や達成感を、描いた結果、バレー漫画、野球漫画、将棋漫画、そして青春恋愛漫画の大トロの部分だけを詰め込まれた唯一無二の作品になっている。 展開としての純粋な熱さと、「家族で高校生をしてる」というブレないネタ部分が相互作用して、めちゃくちゃ笑える。そして熱くなったりほっこりしたり、時には自分の青春を思い出して切なくもなれる。 仲間りょうの天才的なストーリーテリングを是非みんなに味わって欲しい。