あらすじ

夏到来で家谷家は家族全員夏休み! 田舎に帰って、自由研究して、海合宿に夏祭りと、家族それぞれ、忘れられない夏に…!! そして迎えた二学期、思いがけない人物が体験入学して来たり、8歳の春香が部活を探したり! 入部を断られまくる春香が勧誘された部とは!?
高校生家族(1)
15歳の家谷光太郎は高校の入学式を迎え、期待で胸を膨らませていた。しかし父・一郎から同じ高校を受験し、合格したと告げられる。しかも合格したのは父だけではなく、家族全員だった。光太郎の青春の行方は…!?
高校生家族 2巻
45歳の家谷一郎は、バレー部雑用係として30年ぶりの青春を謳歌していた。しかしある日、中間テストが赤点だと部活に参加できないことが判明する。英語の発音すらままならない親父だが、家族一丸となって中間テストを乗り越えられるのか…!?
高校生家族 3巻
42歳の家谷静香は家事に勉強、何事も挑戦!の高校生活を送っていた。そんな静香(はは)へ思いを寄せる同級生が、光太郎(むすこ)の元へ相談に…!? 放課後スイーツのためバイトを始める妹・春香、そして部員昇格をかけて部活に励む父・一郎。家族の青春が夏に向かって加速する…!!
高校生家族 4巻
夏到来で家谷家は家族全員夏休み! 田舎に帰って、自由研究して、海合宿に夏祭りと、家族それぞれ、忘れられない夏に…!! そして迎えた二学期、思いがけない人物が体験入学して来たり、8歳の春香が部活を探したり! 入部を断られまくる春香が勧誘された部とは!?
高校生家族 5巻
目出鯛高校文化祭、一年三組の出し物はカフェ。高校生が淹れたとは思えない一郎のコーヒー、静香の本格的焼き菓子、春香の呼び込みなど家谷一家の活躍でカフェは盛況。光太郎は自分以外の生徒の家族も学校に来る状況を喜んでいたが中には複雑な事情の家族も…!?
高校生家族 6巻
迫る大舞台・春高予選に向け、目出鯛高校バレー部でもスタメン発表! 最初は雑用係だった46歳の一郎がついにスタメン入りを果たす。腰痛持ちでも四十肩でも目指すは全国! しかし、年齢制限という壁があった気も!? そして、木乃独高校との因縁の決着は…!?
高校生家族 7巻
家族全員での高校入学から一年、家谷一家はそろって二年生に進級した。この春、卒業した部長たちに代わる戦力を求める一郎たちバレー部に期待の新星が現れた。その実力は…? また、将棋部の春香は後輩を心待ちにするが、見学に来た新入生にはとある秘密が…!?
高校生家族 8巻
悪名高き握怒居高校のはぐれヤンキー、加山と喜名に気に入られ、高校生猫・ゴメスが長ランを羽織ってヤンキーデビュー!? 一郎が素行不良を叱ってもどこ吹く風。そんな中、握怒居高校の「四天王」たちが、他校との全面戦争に向けて目出鯛高校を傘下に加えようと襲撃してきて…!?
高校生家族 9巻
高校生になって二度目の夏、一郎はかつての勤め先・トボタ自動車を訪れる。一郎の復職を望む元同僚の青山は歓喜するが、一郎が元の職場に来たのは学生として職場体験をするためだった。しかし、あきらめきれない青山は見学で回る先々で一郎をスカウトし…!?
高校生家族 10巻
修学旅行で沖縄にやってきた家谷一家。口では否定しつつも家族旅行気分だった光太郎が、二日めの夜に覚醒! 修学旅行と言えば…と、勇気を出して弓木さんを夜の海辺に呼び出した。光太郎に片想い中の屋敷さんも陰から見つめる中、告白は意外な展開に!?
高校生家族 11巻
家族全員高校生、同じクラスで始まった家谷光太郎の高校生活。三度目の春もまた家族と同じクラスで迎える。そして月日は流れ…!? 高校生家族・家谷一家がついに卒業! 3年生の1年間を描いたエピソード等を綴った番外編3本も収録の完結巻!!
高校生家族
出オチに見せかけた、本格青春漫画
高校生家族 仲間りょう
名無し
頭を空っぽにして心の底から笑えるのに、熱くなり、切なくなり、続きが気になって仕方がない。で、「なんでこんな熱くなってんだ自分」と自分につっこむそんな作品。 40代の父母、8歳の妹が、同じ高校に進学すると入学式の日に知った家谷光太郎。家谷家は、一家全員が高校生の高校生家族。 出オチとしか思えない、読み切りにしか使えなさそうなこの設定でなぜ8巻以上も連載が続くのか。 それは仲間りょう先生が家谷家、一人ひとりの青春を本気で描いているからだ。 本気で30年ぶりの部活に打ち込む父、本気で野球部員の青春を支える母。将棋の才能ゆえに重い宿命を背負ってしまう妹。普通に部活をしたり片想いする主人公。 それぞれの視点での努力や成長や達成感を、描いた結果、バレー漫画、野球漫画、将棋漫画、そして青春恋愛漫画の大トロの部分だけを詰め込まれた唯一無二の作品になっている。 展開としての純粋な熱さと、「家族で高校生をしてる」というブレないネタ部分が相互作用して、めちゃくちゃ笑える。そして熱くなったりほっこりしたり、時には自分の青春を思い出して切なくもなれる。 仲間りょうの天才的なストーリーテリングを是非みんなに味わって欲しい。