角紅商事・営業二課、上野大希(ひろき)と営業一課・村田京子は、美味しいお酒とそれにピッタリの酒肴を求め、春夏秋冬・日本全国を駆け巡る!酒愛好家におくるハートフル・ストーリー!取材紀行、ホロ酔いばなし、日本酒の飲み方、選び方などなどコラムやエッセイも充実!!今宵あなたも、酒と旨い肴が欲しくなる……!!父親の葬儀後、大の日本酒好きだった父が33年間、通い続けていた店を訪れた上野大希。ワインや洋酒など、日本酒が苦手な上野は、燗酒を出され当惑する。しかし一口飲んでみると、その旨さに「いいっスね」。その言葉を聞いて、店主は「いしるの貝焼き」と山廃純米酒「黒帯」を差し出した。本来ならこの店では扱っていなかった酒だが、30年来の常連さんが持ってきたことで扱うようになったという。上野と同じ所作を見た店主が気を利かせて差し出したのだ。上野は、亡き父親の存在を感じながら乾杯する。「親父の店」の他、「炉ばた」「無濾過の酒」など酒好き納得の全27話を収録!
上野大希(うえのひろき)と村田京子の美味しい酒と肴への探求は終わらない!角紅商事の未来の明暗を占う新規事業開発室への異動となった2人。発足したばかりの開発室の仕事として、室長の上野が思いあたったのは「水」。酒のあてで「水」を使った食べ物である「豆腐」を調査するため、京子が近くのスーパーで販売されている豆腐を買ってくる。さまざまな豆腐があるなか、売れ筋として「旨み豆腐」の絹ともめん、「つるつる豆腐」「ざる豆腐」であることことを知る。さっそく試食タイムとなるが、「湯豆腐でぬる燗をキュ~ッしたい」と言う上野の前に新規事業開発室の様子を伺いに村田社長が現れて……。酒好きな人もそうでない人も、もっと酒のことが知りたくなる「ホロ酔い酒房」シリーズ第2弾!!