あらすじ

勇者を殺し、王を殺し、魔獣は「運命の赤子」を手に入れた…。人智を超えた知能と破壊力を併せ持つ、魔獣王クレバテス。討伐の命を受けた13人の勇者たちに激昂し、人類を滅ぼすと決めた彼の手元に、思いがけない厄介な荷物が託されてしまう。それは、生まれて間もない人間の赤子だった――。紡がれるは終末世界の黙示録か、新時代の育児日誌か!? 岩原裕二の本格ハイファンタジー、開幕!
クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-

勇者を殺し、王を殺し、魔獣は「運命の赤子」を手に入れた…。人智を超えた知能と破壊力を併せ持つ、魔獣王クレバテス。討伐の命を受けた13人の勇者たちに激昂し、人類を滅ぼすと決めた彼の手元に、思いがけない厄介な荷物が託されてしまう。それは、生まれて間もない人間の赤子だった――。紡がれるは終末世界の黙示録か、新時代の育児日誌か!? 岩原裕二の本格ハイファンタジー、開幕!

クレバテスー魔獣の王と赤子と屍の勇者ー 2巻

伝説の勇者コドワルの死没地『エルベの縦坑』。その湖底に眠る至宝剣『滝割り』を求めて女勇者アリシアは無謀な賭けに出る。ルナの乳母としてネルを雇おうとした魔獣王は、山賊団『鴉』の頭領が使うトロールを操る不可思議な秘術に遭遇するーー。人属の創りし『魔術』がエドセア大陸に種族を超えた争乱を巻き起こす…!

クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者- 3巻

魔鉱石の精錬秘術『王家の炉』を狙い、ハイデン国内に侵入するボーレート軍。龍殺し・ドレル将軍とエスリン軍師団長ロッド、『至宝』を持つ二人の騎士が激突する! 王家の血を狙う最凶の魔道士メイナードは、ルナたちが滞在する村を無数の蟲で襲撃する…。『魔術』を巡る人属たちの争いの中で、魔獣王クレバテスは一つの疑念に辿り着く───。

クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者- 4巻

至宝『黒竜』を振るって王都を蹂躙するドレル将軍。皇太子妃トアラの危機に、女勇者アリシアが駆け付ける! 人属の限界を超えた熾烈な戦闘の行方は…? 魔獣王クレバテスは争乱の元凶である『王家の炉』を訪れ、歴代のハイデン王に課せられた宿命と、失われた種族の秘密に触れるのだった――。

クレバテス−魔獣の王と赤子と屍の勇者−5巻

ハイデン侵略戦争の当事国間協議が開催され、各国代表は一触即発の危機を回避するための和平交渉に挑む。必須条件は、ドレル将軍が手に入れた魔道技術の開示。だが、その情報は「ある場所」に隠されているという…。世界の趨勢を握る『トアの書』の秘密を求め、魔獣王クレバテスが魔術学校の特待生に!?

クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-6巻

神学校ソルセインに入学したクレンとアリシア。最上位魔術である『紋』を手に入れるための『試練』は、失敗した者を凶暴な魔獣へと変えてしまうという恐るべきものだった。各国から送り込まれた留学生たちと共に、学舎に蔓延る魔獣王ヴォーディンの陰謀に巻き込まれていくーー!

クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-7巻

トアの書により小さな魔獣と化したアリシアに絶体絶命の『試練』が次々と襲いかかる!神学校ソルセインに蠢く秘密を暴き出すため、クレンは巨大な塔を創り出し学園全域を苛烈な戦場へと変える…!魔獣王ヴォーデインが目論む『勇者伝承』の復活は、この世界に如何なる変革をもたらすのかーー!?

クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-8巻

クレンが召喚した眷属魔獣に『紋』を駆使して抗戦する学園の生徒たち。ヴォーデインに操られるように発揮するその力は、未熟な肉体の限界を超える過剰なものだった…。熾烈な戦闘の間隙を縫って『協会(ユニオン)』や他勢力が動き出す中で、アリシアは更なる試練へと身を投じていくーー!

クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-

魔獣と女勇者の育児ファンタジー ※くっ殺もあるよ! #1巻応援

クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者- 岩原裕二
ANAGUMA
ANAGUMA

魔獣の王と赤子と屍の勇者というサブタイトルどおり、魔獣王クレバテスが気まぐれに拾った人間の赤ん坊ルナを育てるために敵対する勇者アリシアを蘇生させ、一緒に旅をする、という物語。本当の子連れ狼だ。相容れない者同士が徒党を組むのはやっぱり面白いですね! 岩原作品らしくダークでタフな雰囲気と、メイン3人(?)のキャラクターの絶妙な力関係が魅力です。人間社会の常識のないクレバテスに振り回されてアリシアさんが毎回ひどい目に遭うのが泣けます。苦労人だ…。 1巻だとまだまだ3人が協力して…みたいなシーンは少なくて全体的にサバサバしてますが、みんなが仲良くなっていったらきっとウルウルきちゃうんだろうな…。 世界観も重厚で、今後は他の民族や国家間のイザコザも絡んできそうです。魔獣も他に3匹居るらしいですし。本格ファンタジーを期待したいです。 本の形態の話をすると、LINEマンガでは縦読みフルカラーなのもビックリしました。カラー版は電子書籍だけみたいですが、絵の具で塗られている岩原先生の彩色箇所がよく分かるのも面白いです。 一方で紙版はキラキラの箔押しカバーが超キレイなので、これは両方買うのが正解ですね!