あらすじ

成田山新勝寺で21日間の断食修行を終えた金次郎は、以前にも増してたくましい人格を持って戻ってくる。そして病の床につく藩主大久保忠真に悟りを説く。一方、桜町領三か村のおクマの元に、おクマの娘キクが戻ってくる。
博愛の人 ―二宮金次郎・黎明編― 1巻
小田原の栢山村の裕福な農家に生まれた金次郎。父は、村人たちにお金やお米を貸し、栢山の善人と呼ばれていた。そんなある日、村を川の氾濫が襲う。金次郎の家の田畑は流され、突然貧しい暮らしを迫られる…。薪を背負い、歩きながら読書に励む二宮金次郎。彼の苦悶の生涯にジョージ秋山が迫る力作!
博愛の人 ―二宮金次郎・青春編― 2巻
落ちぶれた家の再興に成功した金次郎は、キノを嫁にする。しかし、寝食を忘れ勉学に励む金次郎と、キノとの関係は、日に日に悪化してゆく。一方で金次郎は、家老服部十郎兵衛の家に出入りし、藩主の目にとまるが……!!
博愛の人 ―二宮金次郎・疾風編― 3巻
藩主大久保忠真の命を受け、荒れ果てた農村・桜町領三か村の復興へ向う金次郎。しかし、桜町領では、土地だけではなく村民の心も荒れ果てていた。金次郎は、荒廃した村を興すのは、村民の心から耕さなければいけない、と村民たちに博打を禁じ、鍬を買い与えるが…。
博愛の人 ―二宮金次郎・烈風編― 4巻
おクマの指示で、毎晩おみよの元を訪れる幸助。幸助はおみよの父に金を渡し、娘のおみよを手込めにする。ある日、桜町領三か村に「なやみやくるしみをもっておいでなさい」と書いた紙を配る巫女の姿をする女が現れ、村民の心を癒してまわるが…。
博愛の人 ―二宮金次郎・横風編― 5巻
金次郎は、不二孝教主、小谷三氏の元を訪れる。小谷三氏は、後に金次郎の助けとなる人物。一方おみよと次第に幸助は愛し合うようになり、幸助も田畑を耕し始める。幸助は足を洗う決意をしたが、そのことを良く思わない岩波五六八によって、幸助は殺害されてしまう。
博愛の人 ―二宮金次郎・熱風編― 6巻
成田山新勝寺で21日間の断食修行を終えた金次郎は、以前にも増してたくましい人格を持って戻ってくる。そして病の床につく藩主大久保忠真に悟りを説く。一方、桜町領三か村のおクマの元に、おクマの娘キクが戻ってくる。
博愛の人 ―二宮金次郎・激風編― 7巻
金次郎の努力の甲斐あって、桜町領三か村の村民は農耕に励むようになる。しかし、金次郎は食した茄子から村に飢饉が来ることを予感。大久保忠真の元へと急ぐが肝心の忠真は病床で、面会できない。しかし、金次郎は、村民たちに年貢を免除する代わりに稗(ひえ)を植えるよう説得するが…。
博愛の人 ―二宮金次郎・暁の大往生― 8巻
体調が優れない金次郎。しかし幕府から光御神領の村々を再考するよう命ぜられる。日光へと赴こうとする金次郎を、長男・弥太郎は強く止める。金次郎は、弥太郎がお民という評判の悪い女と結婚するつもりだと知り……。天下万民のため、村の復興に奔走しつづけた二宮金次郎の生涯を描く!
超合本 弘法大師空海〈上中下〉

超合本 弘法大師空海〈上中下〉

密教、真言宗の開祖であり高野山を開山した空海。彼の知られざる幼少期から青年期にかけての物語を巨匠ジョージ秋山が熟達の筆致で描く。高野山開山1200年記念の文庫版3部作を電子書籍で合本に! 人間を問い続けた空海の一大叙事詩。※本電子書籍は、新人物文庫『弘法大師空海(上)』『弘法大師空海(中)』『弘法大師空海(下)』の合本版です。
アシュラ 大合本 全3巻収録

アシュラ 大合本 全3巻収録

【全3巻収録】なんで人間らしく生きなきゃならないんだギャァ…… 生まれてこないほうがよかったのに。飢餓という極限状態の世の中に生み落とされたアシュラ。大きな社会問題となったジョージ秋山氏の名作が電子書籍で復活! ジョージ秋山氏の魂のメッセージがここに! <著者情報> ジョージ秋山(じょーじ・あきやま) 1943年生まれ。1966年に別冊少年マガジン「ガイコツくん」でデビュー。人間を赤裸々に描く漫画で常に注目を浴び、70年には「銭ゲバ」「アシュラ」「日本列島蝦蟇蛙」などの問題作を次々に発表する。73年から始まった「浮浪雲」は、30年以上経った今も連載が続き、単行本も80巻に達するロングセラーとなる。同作品で第24回小学館漫画賞を受賞。また、「銭ゲバ」「浮浪雲」「恋子の毎日」といった多くの作品がドラマ化、映画化されるなど、その人気は多方面にわたる。
銭ゲバ 大合本 全4巻収録

銭ゲバ 大合本 全4巻収録

【全4巻収録】人間の醜い部分を克明に描いた、ジョージ秋山の代表作!! 貧しさ故に病気の母を亡くした風太郎は、「金こそすべて」と、金のために生きることを決意。大会社の社長のイスを手に入れた風 太郎だったが、そのために何人も殺し、恨みを買い、刑事につきまとわれる日々。金があっても風太郎に平穏が訪れることはない――。人間の心の 闇を鋭く描く、ジョージ秋山の代表作! <著者情報> ジョージ秋山(じょーじ・あきやま) 1943年生まれ。1966年に別冊少年マガジン「ガイコツくん」でデビュー。人間を赤裸々に描く漫画で常に注目を浴び、70年には「銭ゲバ」「アシュラ」「日本列島蝦蟇蛙」などの問題作を次々に発表する。73年から始まった「浮浪雲」は、30年以上経った今も連載が続き、単行本も80巻に達するロングセラーとなる。同作品で第24回小学館漫画賞を受賞。また、「銭ゲバ」「浮浪雲」「恋子の毎日」といった多くの作品がドラマ化、映画化されるなど、その人気は多方面にわたる。
銭ゲバ 完結上下巻セット【電子版限定】

銭ゲバ 完結上下巻セット【電子版限定】

七○年に発表された衝撃の問題作『銭ゲバ』上下巻が電子版限定で、合本になって登場!※本書は、『銭ゲバ(上)』『銭ゲバ(下)』を1冊にまとめた電子書籍限定の合本版です。■『銭ゲバ(上)』貧乏だった蒲郡風太郎はいつも馬鹿にされ、病弱だった母親は医者に見捨てられ死んでしまう。少年時代に金の絶対的な力を見せつけられた風太郎は、金のためなら手段を選ばない大人になっていく。そんな彼を人々は「銭ゲバ」と呼んで軽蔑したが、風太郎の金儲け道は止まることを知らなかった……。七○年に発表された衝撃の問題作、ついに復刊!!■『銭ゲバ(下)』一流企業の大昭物産の社長の座まで上りつめた風太郎だが、貧しかった頃の恨みはいつまでも消えることがなく、金への執着は益々強まった。この世に金で買えないものはない。そう信じて疑わない風太郎は、金の力を使って政界に進出する。だが欲しいものをすべて手にいれた彼を待っていたのは……。長年入手困難だった不朽の名作、ついに電子化!!
捨てがたき人々 完結上下巻セット【電子版限定】

捨てがたき人々 完結上下巻セット【電子版限定】

男女の業を鋭く抉り、映画化もされた傑作マンガ『捨てがたき人々』上下巻が電子版限定で、合本になって登場!※本書は、『捨てがたき人々(上)』『捨てがたき人々(下)』を1冊にまとめた電子書籍限定の合本版です。■『捨てがたき人々(上)』「なんだか生きてんの飽きちゃったなあ」。職を失い、生まれ故郷に帰ってきた狸穴勇介。不細工で、金も仕事も夢もなく、考えるのはセックスのことばかり。心の荒野を彷徨っていたある時、勇介は微笑みの宗教「神我の湖」に傾倒する京子と出逢い、執拗なストーキングの末にレイプする。二人は互いに嫌悪し合いながらも離れることができずに姦通を繰り返すようになるが……。■『捨てがたき人々(下)』周囲の猛烈な反対を押し切って、妊娠を機に夫婦になった勇介と京子。しかし息子が誕生しても、勇介の心は孤立したまま彷徨い続ける。叔母との情事、生き別れの母との再会と、その母の夫殺しの過去。息子との断絶、爆発する暴力衝動……そんな時、勇介の前に一人の女が現れる。彼は安息の時を得られるのか? 愛を信じられない男と愛を信じる女――人間の業を抉る超問題作、ここに完結!
アシュラ

アシュラ

餓死寸前の少年は、平然と人を殺し、生きるためだけに人肉を食い続けた。彼には希望もなければ夢もない。ただ自分の出生を呪うばかりだ。ケダモノのような彼のことを、いつしか人々は“アシュラ”と呼ぶようになっていく……。望まれぬ生をうけたアシュラは、飢餓の極限をどう駆け抜けていったか!?鬼才ジョージ秋山の代表的傑作、待望の復刊。
銭ゲバ

銭ゲバ

貧乏だった蒲郡風太郎はいつも馬鹿にされ、病弱だった母親は医者に見捨てられ死んでしまう。少年時代に金の絶対的な力を見せつけられた風太郎は、金のためなら手段を選ばない大人になっていく。そんな彼を人々は「銭ゲバ」と呼んで軽蔑したが、風太郎の金儲け道は止まることを知らなかった……。七○年に発表された衝撃の問題作、ついに復刊!!
捨てがたき人々

捨てがたき人々

「なんだか生きてんの飽きちゃったなあ」。職を失い、生まれ故郷に帰ってきた狸穴勇介。不細工で、金も仕事も夢もなく、考えるのはセックスのことばかり。心の荒野を彷徨っていたある時、勇介は微笑みの宗教「神我の湖」に傾倒する京子と出逢い、執拗なストーキングの末にレイプする。二人は互いに嫌悪し合いながらも離れることができずに姦通を繰り返すようになるが……。男女の業を鋭く抉り、映画化も決定した傑作マンガ、早くも電子書籍化!
弘法大師空海

弘法大師空海

密教、真言宗の開祖であり高野山を開山した空海。彼の知られざる幼少期から青年期にかけての物語を巨匠ジョージ秋山が熟達の筆致で描く。高野山開山1200年記念文庫化! 人間を問い続けた空海の一大叙事詩。
浮浪雲(はぐれぐも)

浮浪雲(はぐれぐも)

激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる“大江戸楽天人伝”。▼第1話/宿場女郎▼第2話/戸塚ッ原の対決▼第3話/木曽路から来た男▼第4話/品川慕情▼第5話/街道工事不正事件▼第6話/くりからもんもん▼第7話/幽霊駕篭▼第8話/黒の舟唄▼第9話/風流トンヤレ節 ●登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場、夢屋の頭。柔軟かつ強靱な精神の持ち主)、新之助(雲の長男。大人物を夢見る熱血少年)、カメ(雲の妻)、欲次郎〈とっつあん〉(夢屋の帳場をまかされている老人) ●あらすじ/「3年経ったら迎えに来る」と言い残し、京へ発った男を信じて待つ遊女。約束当日に現われた男には追っ手が……。けなげな遊女のために浮浪雲が一肌脱ぐ!(第1話)。▼街道一の親分、清水次郎長とその一家が品川宿にやってきた。やりたい放題の次郎長に品川一の春秋親分は、このままでは面目が立たないと、次郎長に喧嘩状を送りつける。それを知った雲は……(第2話)。▼客の女をてごめにした問屋場の新入り、鮫造。それを苦にした女は自殺。しかし反省の色もない鮫造に雲は……。雲の妻カメ、息子の新之助登場!!(第3話)。▼借金を返すために旅籠で働くお美代。問屋場の文次は、お美代と一緒になろうと仕事に精を出す。しかし、お美代に関しての良くない噂を聞かされた純情な文次は……(第4話)。●その他の登場キャラクター/清水次郎長(第2話)