あらすじ江戸市中夜半。昏睡状態の中で竜之助は、無数の地蔵に襲われる夢にうなされていた。悲鳴を上げ目を覚ますと鋭い眼に戻っていた。与八の魂が竜之助の記憶を戻したのか?だが、その頃、夜の闇の中に竜之助に近づいて来る影があった。その影こそ、2年の間、竜之助を追い続けていた凄腕の夫婦殺し屋だった。果たして、妖しげな技を駆使する彼らを前にして、瀕死の状態から回復したばかりの竜之助に“音無しの剣”は使えるのか?