あらすじ突如宇宙より襲来した地球外生命体(イズリアン)と人類との、存亡をかけた大戦争。 数年に渡る戦いの結末は―――どっちつかずだった!?イズリアンとの戦闘において「終末の英雄」と呼ばれた青年・芥。左遷されやってきた鳥取支部で、副隊長・百福らのゆるっとした雰囲気に巻き込まれるうちに、「日常を過ごす」ことがこれからの戦いなのかもしれないと気付き始め…?
表紙からイメージできる物語と、実際の内容との差が激しい漫画はよくあると思いますがこれもそのひとつだと思います。 石黒正数先生の「それでも町は廻っている」という漫画が好きなわたしにおすすめしていただいたのですが、思わず声を出して笑ってしまう日常会話が散りばめられているという意味でとても近いものがあります。 主人公の芥さん、せっかく最強の戦士という肩書きを持っているのに、ほぼそれが生かされないまま物語が進みます。しかし不思議と「もったいない」という気持ちにはならない。第二の人生をこの鳥取で過ごして、捨ててきたいろんなものを取り戻す様子を、見守りたい。 少し不穏な終わり方をした1巻ですが、2巻ではさほど大ごとにはならずに済みそうな気がしてるのはわたしだけ?笑 がんばれ、その辺の芥さん!