あらすじ◆少女の想いは涙に染まり少年の希いは胸を焦がす――浅野いにおが紡ぐ、青春の断章。ついに完結!◆海辺の町に暮らす平凡な中学生・小梅と、内向的な同級生・磯辺。幾度も身体を重ねるうちに、小梅は次第に磯辺への想いを募らせる。しかし、磯辺は泣きすがる小梅を突き放し、心を閉ざす――。二人の心はすれ違ったまま、今、季節は夏を迎える。
読んでいて、人に見られると本を閉じてしまいます。 そのくらい、性描写がスゴイです。 中学生ってこんなに・・・。 磯部君の家庭環境が複雑で、孤立してしまうのも分かる。 小梅は、好きだという気持ちをいつから感じ始めたのだろうか? もしかしたら、最初から感じていたのかも? そして、確信に変わった時には、相手が自分以外に好意を寄せていた。 このすれ違い感が、どうにももやもやします。 学校生活とプライベートを全く別人格で過ごす小梅も、将来スゴイ女性に成長しそうで怖い!!