あらすじ

私はヒトを、二度とガッカリさせないって決めてたんだ。/人々が閉じこもって暮らす、遠い未来の日本。女性の姿をした瀕死の地球の連絡を受け、太陽系の全惑星、準惑星と恒星、果てはブラックホールまでもが続々と集結。しかし地球の状態は改善されなかった。惑星達に接触した人間、S沢と及川は居住区の外側に何があるかを探るべく、茫漠とした地表をあてもなく突き進んでいく。地表に嵐が吹きすさぶ理由、人が外に出ていくことを拒むかのような武器群、そして、その先の地表にヒトやモノはあるのか。同時に、冥王星がもたらした「人間とは何か?」という問いへの解答には、タイムリミットが迫っていた。
惑わない星(1)

連載時のカラーを、完全収録! カラフルな色彩と、アニメキャラに彩られた”内”の世界。”内”を維持するために存在する、色のない”外”の世界。”外”で働くS沢と及川のもとに現れた謎の少女達。彼女らの正体は、「惑星」だった--!? 『もやしもん』大団円から2年、石川雅之の描く、前代未聞の惑星擬人化漫画、開幕!!

惑わない星(2)

連載時のカラーを、完全収録! 理由すらわからず、瀕死のままの「地球」。S沢と及川は戸惑いつつも、「月」と共に「地球」のことを知るため「物理」を学び始める。そうこうしている内に次々とやってくる太陽系惑星の面々…「木星」「土星」「天王星」「海王星」。惑星と人間がお互いに学び、「地球」を救うべく未来を語り合う、前代未聞の惑星擬人化漫画第2巻!!

惑わない星(3)

理由すらわからず、瀕死のままの「地球」。S沢と及川は戸惑いつつも、「月」と共にこの世界の理を学び続ける。そうこうしている内に次々とやってきた太陽系惑星の面々…「水星」「金星」「火星」「木星」「土星」「天王星」「海王星」。しかし及川の発言で、一同は解散してしまった。果たして「地球」を救う手だてはあるのか…どうするどうなる前代未聞の惑星擬人化漫画第3巻!!

惑わない星(4)

遠い未来の日本で、理由もわからないまま寝たきり状態の「地球」とされる少女。宇宙に手紙を送る仕事をしているS沢と、嵐吹き荒れる荒廃した地上でガラクタ回収の仕事をする及川は、惑星達とともに「地球」を救う手だてを探し続ける。世界を学ばせるために月が語るは摩訶不思議な「光」のお話。そして太陽系外から新たな来訪者が現れる。前代未聞の惑星擬人化漫画第4巻は、人智ギリギリへ!!

惑わない星(5)

人々が閉じこもって暮らす、遠い未来の日本。少女の姿をした瀕死の地球の連絡を受け、太陽系の全惑星、準惑星と太陽が続々と集結。しかし地球の状態は改善されなかった。シリウスが「何者かが情報を隠している」ことを示唆し、人間達は居住区域の外側、嵐の吹きすさぶ地表の先に何があるかを探ろうとするが、なかなか前に進まない。そうこうしている内に襲来した謎の黒い星によって、人類は未だかつてない危機に瀕することになる。

惑わない星(6)

私が宇宙を作れるなら、ありがとうと大好きで満たしたい。/人々が閉じこもって暮らす、遠い未来の日本。女性の姿をした瀕死の地球の連絡を受け、太陽系の全惑星、準惑星と太陽が続々と集結。しかし地球の状態は改善されなかった。惑星達に接触した人間、S沢と及川は居住区の外側である嵐が吹きすさぶ地表の先に何があるかを探る。さらに惑星に突き付けられた「人間とは何か?」という問いに答えるべく学びを続けていた。そして新たにやってきたブラックホールが、さらなる混乱を招きつつ……今巻では宇宙の成り立ちを知ることもできます。その流れで『もやしもん』の及川ひさびさ登場!?

惑わない星 7巻

私はヒトを、二度とガッカリさせないって決めてたんだ。/人々が閉じこもって暮らす、遠い未来の日本。女性の姿をした瀕死の地球の連絡を受け、太陽系の全惑星、準惑星と恒星、果てはブラックホールまでもが続々と集結。しかし地球の状態は改善されなかった。惑星達に接触した人間、S沢と及川は居住区の外側に何があるかを探るべく、茫漠とした地表をあてもなく突き進んでいく。地表に嵐が吹きすさぶ理由、人が外に出ていくことを拒むかのような武器群、そして、その先の地表にヒトやモノはあるのか。同時に、冥王星がもたらした「人間とは何か?」という問いへの解答には、タイムリミットが迫っていた。

惑わない星 8巻

「希望」になるにはどうすればいいんだろう。/人々が閉じこもって暮らす、遠い未来の“日本”。女性の姿をした瀕死の地球の連絡を受け、太陽系の全惑星、準惑星と恒星、果てはブラックホールまでもが続々と集結。しかし地球の状態は改善されなかった。惑星達に接触した人間、S沢と及川は“日本”の外に何があるかを探るため荒野を進み続け、結果的に冥王星の地球衝突の阻止に成功。さらに冥王星から、人類が星達に送った1通目の手紙のメモリを受け取る。それに含まれていたのは、S沢達が知る“日本”に至る経緯と、隠されたある悲劇だった。

惑わない星 9巻

毎日空は、青いな。/人々が閉じこもって暮らす、遠い未来の“日本”。女性の姿をした瀕死の地球の連絡を受け、太陽系の全惑星、準惑星と恒星、果てはブラックホールまでもが続々と集結。しかし地球の状態は改善されなかった。惑星達に接触した人類の二人、S沢と及川は人類が星達に宛てた手紙を読み解き、今の“内”と“外”に分かれて暮らす“日本”に至る経緯を知る。“内”と“外”の争い、惑星達の“日本”侵攻が入り乱れる中で、S沢と及川、そして人類は未来に向けた選択を迫られる。