public
star_border
star_border
star_border
star_border
star_border
大手メーカーに務める、伊勢見 小春(いせみ こはる)。上司にも後輩にも「デキル女」として慕われる小春だが、多忙な毎日の中で、どこか寂しい毎日を送っていた。そんなある日、気まぐれで野良猫を拾い……。気持ちの表現がニガテなOLさんと猫さんのぶきっちょふたり暮らしがはじまる!
大手メーカーに務める、伊勢見 小春(いせみ こはる)。上司にも後輩にも「デキル女」として慕われる小春だが、多忙な毎日の中で、どこか寂しい毎日を送っていた。そんなある日、気まぐれで野良猫を拾い……。気持ちの表現がニガテなOLさんと猫さんのぶきっちょふたり暮らしがはじまる!
対外的には強い女として、孤独を抱えて生きているOLの伊勢見小春は、雨の夜に木陰で震える子猫を拾った……はずだったのに……。 人の姿と猫の姿を行き来する「化け猫(自称)」の幼女を、無碍にできないOLが庇護する……寂しい二人が寄り添う生活が、始まる。 ♡♡♡♡♡ 猫の人間変化といえば猫又が有名だが、あれは長寿の猫がなるもの。産まれたばかりのこの「化け猫」が、どういう存在なのかは1巻では明かされない。 そういうこと以前に、寂しそうな子猫を拾った小春は、そのヤンチャぶりや、考えの分からなさに振り回され、苛立ってしまう。 小春はそんな子猫を面倒臭いと思いながらも、つい孤独な子猫をかまってしまう。寂しさを抱える小春の相反する行動に、どうしても共感してしまう。 一方子猫の方は、常に何かに怯えている。少しずつ安心していく彼女……名前を付けられ、明るい笑顔を向ける瞬間の愛らしさが、心に染みる。 幾つかの出来事を経て、二人の間にはまだ、温かな信頼感が生まれたばかり。2巻に続く新たな展開が仄めかされるが、とりあえずはクルクル表情の変わる愛らしい猫耳幼女と不器用な保護者の、ぎこちなくも温かい交流に、優しい気持ちを貰いたい。